十七日から十八日にかけて、松本市内の高齢女性宅に警察官や銀行職員をかたる不審電話が少なくとも十四件あり、一人がキャッシュカードをだまし取られる被害が出た。県警は詐欺を狙っているとみて注意を呼びかけている。
県警によると、十八日午前、松本市内に住む七十歳代の女性宅に「県警のカワグチ」を名乗る男が「詐欺の犯人が捕まり、あなた名義の口座が作られている」と電話があった。同日午後に再び男から「キャッシュカードを変えた方がいい。コモリという者が行くのでカードを渡してほしい」と電話があり、女性は直後に訪れた五十歳ぐらいの男へキャッシュカード一枚を手渡した。
その後女性は不審に思い、警察に通報して被害が分かった。県警によると、いずれも女性名で電話帳に電話番号が記載されている世帯が狙われた。