2012年02月17日
火中の栗を拾う
九州盲導犬協会所属 現役盲導犬アトム号の失踪いらい
「火中の栗を拾う」ような 記事を書いているかもしれない。
でもパピママは 2月7日協会を信じよう (←クリックでジャンプ)
でも書いているように アトム号の無事保護を第一に祈りながらも
盲導犬育成の時(トキ)が止まるような事がないようにと切に祈っていた。
しかし残念ながら 恐れていた事態になった事を 知人に教えてもらいました。
まじかに近づいていた パピーウォーカー修了式が 正式に延期された。
これは アトム号の捜索にかかる時間と
アトム号に関する電話やメールの問い合わせに対応していた時間が
あまりにも膨大なため
現在訓練センター犬舎で生活している 盲導犬候補犬への訓練が
正常に行なわれていない事を意味します。
パピママが参加した 協会の説明会でもこの話は出ていました。
訓練センターでは
パピーウォーカーの自宅で 1歳前後まで育った候補犬を引き上げ
1年間の訓練期間を通し 盲導犬にむいているか
盲導犬にむいていないか のテストを行ないます。
つまり 候補犬は2歳前後までに 盲導犬としてデビューする犬と
キャリアチェンジ犬として一般の家庭に譲渡される犬に分かれて
訓練センター犬舎を卒業して行くのです。
候補犬は十数頭単位の犬が 数ヶ月違いで 訓練センターへ
入学していきます。
先輩犬が卒業し 新しい後輩犬が入学してくるのです。
その入学に いまストップが掛かっています。
パピーウォーカー修了式が 延期されたとは そういう意味です。
長年の経験から 盲導犬協会が 1歳から2歳にかけて
集中訓練をするのが 盲導犬育成に望ましいとして
行なって来たスケジュールが 狂いはじめています。
とても残念な事です。
アトム号の発見につながるような情報は 1件のみだったそうです。
そのほかは 自分の耳で確認したい 責任を追及したい
個人的な思いをぶつけずにはいられないという
数多くの問い合わせに 誠実に答えていた結果
本来の業務である 盲導犬育成の時(トキ)が止まろうとしています。
これは みなさんが本当に望んだ姿でしょうか?
「アトム号を 無事に保護する」
この1点が みなさんの共通の願いだったのでは ないですか?
必要以上に 攻撃された協会は かなりのダメージを負っています。
本来の姿を取り戻すまで どのくらいの時間がかかるのでしょう。
その間にも 候補犬は1日1日と成長していきます。
盲導犬となって 人間のお手伝いをしてね と願われ 誕生した命。
パピーウォーカーのもとで 家族として愛情いっぱいに育ち
少しずつ覚えてきたお仕事。
犬舎に入学し 最適な時期に 訓練を受けられない。
犬舎にいまいる犬達も集中して 訓練を継続してもらえない。
いま 九州盲導犬協会の 育成の時(トキ)が止まろうとしています。
盲導犬を待っている 視覚障害者は 日本中に8000人以上。
協会のかたが 疲労困憊した姿で行なってくれた説明会。
盲導犬育成の時(トキ)を止めてはならないと 頑張っている
協会の姿。
火中の栗を拾わずにいられない わたしが ここにいる。
アトム号の 一刻も早い 無事保護を 祈る。
九州盲導犬協会 HPよりコピペ
2月見学会中止のお知らせ
2月25日(土)に予定しておりました「見学会」につきましては、
中止させていただく旨、ご連絡を申し上げます。
1月23日より消息がわからなくなっている盲導犬「アトム」号に
つきましては、各方面の方々に協力を得ながら探しておりますが、
まだ発見するに至っておりません。
現在「アトム」号の保護を最優先に全力を挙げているのが実情です。
当協会の事情で恐縮ではありますが、見学会中止にご理解を賜り
ますようお願い申し上げます。
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Posted by ばあや 又の名をパピママ at 14:29│Comments(0)│TrackBack(0)
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