2010年01月13日

UMLツール紹介:Visual Studio 2010編

TechTargetで連載中のUMLツール紹介ですが、第5回はVisualStudio 2010でした。予想外でした。

モデリング機能を強化した「Visual Studio 2010」の実力とは?
http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/0909/24/news01.html

以下コメント。


個人的な感想ですが、上記の記事を見ても、他のツールより優れている点がよくわからない、というところです。「VisualStudio2010でないとできないこと」がわかりませんでした。著者の方も苦労しているように感じます。


ほかにも、「パッケージ図にせず、敢えてレイヤー図を増やした意図は?」など、気になる点もあります。コードの連携についても、VisualStudioのプラットフォームを自在にできるというせっかくの利点を生かしているようには思えません。



個人的には、VisualStudio2010をモデリングツールとして使う場合の現時点の長所は、「VisualStudioであること」しかないのかな、というのがこの記事を読んだ感想です。もう少し具体的にいえば、「VisualStudioのUltimate版を持っている人は無料で使える」「Microsoftが提供している(ので安心できそう)」という2点です。


もちろん、今後さらに発展していくと思いますので、どのような独自性を出していくのか、ここに着目したいと思います。


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この記事へのコメント

1. Posted by あるがままよ   2010年01月14日 23:55
1/8にVS2010を見る機会がありました。UMLツールとしてはこれからと言う感じでしたが、サイクロマチック数を取れるとか、シーケンス図の自動生成とか、静的解析やリバース機能と連携しているところが面白かったです。レイヤー図になっているのもリバースを意図しているからかな?
2. Posted by こうの   2010年01月15日 03:56
コメントありがとうございました。ご指摘のような機能があれば、個人的には「正しい」方向性のツールだと思います。開発環境と直結しているというメリットや自由につなげられるというメリットをがありますので、「コード中心」で、モデルはその支援という位置づけにすると、独自性が発揮できると思います。

ただ、こちらで調べた範囲では、レイヤー図という独自のものを出さなくても、パッケージ図をベースにすれば良かったのではないかと思ってしまいます。
(このへんは何らかの意図・主張があると思います。)

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