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ルドルフの鼻はなぜ赤い?欧州研究チームが解明

  • 2012年12月18日 11:43 発信地:パリ/フランス
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フィンランド北部ラップランド(Lapland)のロバニエミ(Rovaniemi)で、トナカイが引くそりに乗って手を振るサンタクロース(2005年12月23日撮影、資料写真)。(c)AFP

【12月18日 AFP】クリスマスソングに登場する赤鼻のトナカイ、ルドルフ(Rudolph)は歌のみならず映画や絵本にもとりあげられる不滅の人気者だ。

 しかし、クリスマスイブにサンタクロースのそりをひく世界で最も有名なこのトナカイの鼻が光る理由を科学的に解明する試みはこれまで一度も行われていなかった。

 そこでオランダとノルウェーの合同研究チームがこの謎の解明に挑み、その結果が17日、英国医学会会報「BMJ」のクリスマス特集号に掲載された。

 研究チームは手持ち式顕微鏡を用いて健康な人5人、鼻に良性ポリープがある1人、トナカイ2匹の鼻腔内粘膜を調べたところ、トナカイの鼻腔内の血管はヒトより25%多いことが分かった。

 鼻粘膜の毛細血管は酸素を運ぶ赤血球を大量に供給し、体温を調節している。このことは運動をした後のトナカイの赤外線画像によっても確認された。

 論文は、ルドルフの鼻が赤い理由は、鼻腔の微小循環の密度が非常に高く赤血球が豊富にあるためで、トナカイは解剖学的かつ生理学的に、サンタクロースのために空を飛ぶという任務に適応していると結論づけた。(c)AFP

1日2回更新本日の必読記事:12月18日  午後版

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