衆院選:政党乱立、焦点ぼやけ 投票率最低
毎日新聞 2012年12月17日 13時27分
衆院選小選挙区の確定投票率が59.32%と戦後最低を記録したのは、過去最多の12党が乱立し、選挙戦の争点がぼやけ、有権者が投票先を決めきれなかったことも一因とみられる。29年ぶりの「師走選挙」で、総務省幹部は「冬の選挙で、降雪などで投票所への足が遠のいたのではないか」と分析した。
当日有権者数は1億395万9866人(男性5020万4503人、女性5375万5363人)。小選挙区の投票率は47都道府県全てで09年衆院選を下回り、最も低かったのは高知県の53.89%だった。下落幅は北海道、東北、北信越、中国、四国、九州などで軒並み10ポイント超。島根県(65.74%)、山形県(64.86%)、山梨県(63.67%)などは比較的高かった。【朴鐘珠】