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最終更新:2012年12月18日(火) 18時46分

閣僚8人が落選、閣議「まるでお通夜」

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 現職閣僚18人のうち8人が落選という異例の状態で、衆院選後初めての閣議が開かれました。落選した閣僚からは「まるでお通夜みたいだった」といった感想とともに、野田総理に対する恨み節も聞かれました。

 「おはようございます」(野田首相)

 総理官邸で衆院選後初めて開かれた閣議。閣僚18人のうち、官房長官や財務大臣など8人が落選したことで「民間人」が10人となりました。憲法は閣僚の過半数を国会議員から選ばなければならないとしていて、異例の事態です。

 「朝であるにもかかわらず、お通夜みたいな雰囲気だった。総理から、“大敗を喫したことに 責任を感じる”というご発言が、沈痛な面持ちでありました」(田中真紀子文科相)

 閣議後の記者会見でこのように説明した田中文部科学大臣ですが、そのあとは年内解散に踏み切った野田総理に対する批判を続けました。

 「本当に総理の独りよがりで、 周りの意見もあまり聞かずに、他人の土俵にパッと乗ってしまった。あの時即思ったのは、『自爆テロ解散』。そのとおりになりました」(田中真紀子文科相)

 落選した閣僚からは、同じように恨み節が相次ぎました。
 「一般的に選挙をする時期の 論議はあるでしょうね。“近いうちに”という言葉にあまりにも重みを置きすぎることになったのが大きな問題」(下地幹郎防災相)

 「大変に厳しいということを通り越したような選挙結果」(城島光力財務相)

 「北朝鮮の“ミサイル”問題で 所管する大臣として、こちらに常駐した。選挙区もだいぶ留守にしました」(小平忠正国家公安委員長)

 「幹事長室などは『この時期選挙をやるべきではない』と言っていた。(Q.自身の今後の去就、身の振り方は?)どうしたらいいんでしょうね・・・」(三井辨雄厚労相)
(18日17:21)

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