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反捕鯨団体に妨害禁止仮処分 米裁判所12月18日 21時32分
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調査捕鯨を実施している日本鯨類研究所が、反捕鯨団体のシーシェパードによる妨害をやめさせるよう求めていた裁判で、17日、アメリカの裁判所は申請を認め、調査船への接近などを禁じる仮処分を決定しました。
日本鯨類研究所などは、反捕鯨団体のシーシェパードによる南極海での捕鯨に対する妨害活動の差し止めを求め、シーシェパードの本部があるアメリカの裁判所に提訴していて、ことし3月、連邦地方裁判所に訴えを棄却されたため、控訴していました。
サンフランシスコにある連邦控訴裁判所は、17日、シーシェパード側に対して、日本の調査船や乗組員を攻撃することや、安全な航行を妨げるような方法で船を航行することを禁止するとともに、公海上では500ヤード、およそ457メートル以内に近づかないよう命じる仮処分を出しました。仮処分は、正式な判決が下されるまで、有効だとしています。
今回の仮処分の決定について、18日、日本鯨類研究所は「歓迎する」とする声明を発表しました。
シーシェパードは、近く南極海に船を出し、日本の調査捕鯨を妨害することを明らかにしていて、仮処分を受けて、どのような対応を取るのか注目されます。
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