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新生銀行で不正引き出し相次ぐ
12月18日 21時32分

大手銀行の「新生銀行」は、都内のATM=現金自動預払機を利用した30人の顧客からカード情報や暗証番号が盗まれて、合わせて640万円余りが不正に引き出される被害があったと発表しました。

新生銀行によりますと、今月中旬に顧客から「身に覚えのない引き出しがある」という問い合わせが相次いだため調べたところ、ことし10月と11月、東京・目黒区の出張所と台東区の支店のATMを利用した30人の口座から、合わせて641万円余りが不正に引き出されていたことが分かりました。
銀行によりますと、ATMに不正な装置を取り付けてカードの磁気情報を盗み取り、さらにATM近くの壁に取り付けた小型カメラで、暗証番号も盗まれた可能性があるということです。このため、銀行では、同じ時期にこの2か所のATMを利用した100人の顧客に暗証番号の変更などを呼びかけています。
およそ640万円は、いずれもカンボジア国内で引き出されたということで、銀行は盗んだ情報で偽のカードを作ったうえで、盗まれたパスワードを使って引き出されたものと見ています。
新生銀行では、ことし11月以降、関東地方の別の支店でも相次いでATMに不正な装置が取り付けられているのが見つかっているということで、「深くお詫びするとともに、再発防止に取り組みたい」と話しています。

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