ポータルサイトなどで無分別に行われているニュースコンテンツの違法なコピー・配信を防ぐためのガイドラインが初めて設けられた。
韓国新聞協会は17日に運営委員会を開き、ニュースコンテンツの供給・利用に関するガイドラインを制定した。ポータルサイトがニュースの違法なコピー・配信を後押しし、報道機関のようなことをしているとの批判を受け、ポータルサイトの責任を強化した。
ガイドラインは、報道機関の著作権と編集権を保護するため、ポータルサイトが記事の形を任意に変えることを禁じたほか、合意がない限り、ポータルサイトの記事保存期間は7日までとした。それ以降は報道各社のウェブサイトで記事を閲覧することになる。
併せて、特ダネ記事をほかの報道機関が引用して報じる場合、元の記事を一番先に表示させることとした。また、ポータルサイトはニュースの利用状況を月1回以上報道機関に伝える義務を負う。
協会に所属する報道機関は、ポータルサイトなどとニュース供給・利用契約を結ぶ際にこのガイドラインを順守する方針だ。協会側は「新聞の著作権や編集権を侵害するインターネット上の違法行為をなくすことが狙いだ」と話している。