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気仙沼 がれき焼却施設が稼働
12月15日 17時57分

気仙沼 がれき焼却施設が稼働
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宮城県気仙沼市で、東日本大震災で出たがれきの焼却施設が、15日から稼働を始めました。
気仙沼市での稼働は初めてで、県は、県内全域でのがれきの処理を本格化させたいとしています。

東日本大震災で出たがれきの処理を進めるため、宮城県内ではがれきの焼却施設が、5つの自治体で合わせて10か所建てられる予定で、9か所目となる施設が、気仙沼市階上地区の、津波で浸水した高校の跡地に完成しました。
気仙沼市では初めての稼働となり、15日は出席者が合図に合わせてボタンを押して、炉に火をつけました。
気仙沼市では、宮城県内の自治体では石巻市に次いで多い、168万トンのがれきが出ましたが、焼却施設の建設は、土地の確保などが難しかったことなどから、震災の発生から1年9か月かかったということです。
この施設では1日400トンのペースで、来年11月までに12万トンのがれきを処理する予定です。
また、気仙沼市には、最後の10か所目となる施設も来月建設される予定で、県は、県内全域でのがれきの処理を本格化させたいとしています。
気仙沼市の菅原茂市長は「スタートは遅れましたが、いまだ解体できていない建物の解体と並行して、がれきの処理を加速化させていきたいです」と話していました。

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