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原子力国際会議 参加者が福島を視察
12月15日 0時46分

原子力国際会議 参加者が福島を視察

東京電力福島第一原発の事故の教訓を共有し、原子力の安全対策などについて各国の閣僚や関係機関が話し合う国際会議が15日から始まるのを前に、14日、会議の参加者が福島市を訪れ、除染で出た土を一時的に保管する仮置き場を視察しました。

福島市を訪れたのは、15日から郡山市で開かれる原子力安全福島閣僚会議に参加する国や国際機関の関係者30人余りです。
一行は、福島市大波地区で、放射性物質を取り除く除染で出たおよそ1万1000トンの土を一時的に保管している仮置き場を視察しました。
福島市の担当者から仮置き場の構造や、遮水シートを使った土の保管方法などについて説明を受けたあと、こうした仮置き場が市内にいくつ必要なのかや、何年間この場所に保管しておくのかなどについて質問していました。
フランスの核融合の実験施設のプロジェクトリーダーを務める男性は、現地を視察したあと、「日本政府や地元住民の地道な努力に非常に感銘を受けました。除染によって放射線量も自然界のレベルにまで下がっていることはすばらしいことだと思う」と話していました。

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