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原子力安全福島閣僚会議 開催へ12月15日 5時36分
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東京電力福島第一原子力発電所の事故の教訓を共有し、原子力の安全対策などについて、世界各国の閣僚や関係機関が集まり議論する国際会議が15日から福島県郡山市で始まります。
この国際会議は、日本政府とIAEA=国際原子力機関が開くもので、120の国の閣僚や関係機関などおよそ700人が参加します。
会議では、福島第一原発の事故の教訓を共有し、世界各地で建設が進む原子力発電所の安全対策の強化や、事故が発生した際の被ばく防護策などについて議論が交わされます。また、会議では、福島県の佐藤知事が、実用的な除染技術や正確な放射線量の測定技術の開発などをIAEAと共同で行うため、天野事務局長と覚書を締結することにしています。
会議を前に14日は、27か国の閣僚や大使が事故を起こした福島第一原発を視察しました。
視察のあと、IAEAの天野之弥事務局長は「今回の会議は原発推進の会議ではなく、安全を高めるための会議であり、福島県民の健康と安全のために世界の知見を持ち寄ることが福島で会議を開く意味だと思う」と話しました。
会議は15日から3日間、郡山市のビックパレットで行われます。
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