ニュース詳細
柏崎刈羽原発で追加の安全対策12月14日 22時29分
K10041996311_1212142300_1212142315.mp4
福島第一原子力発電所の事故を受けて、新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所で進められている安全対策について、東京電力は、14日、原子炉を冷やすための新たな設備の設置など追加の対策を発表しました。
新潟県にある柏崎刈羽原発では、東京電力が福島第一原発の事故を受けて、海抜およそ15メートルの高さの防潮堤や原子炉を冷却する水を溜める貯水池の建設などの安全対策を進めています。
東京電力は、柏崎刈羽原発の安全性をさらに高めようと、14日、追加の対策を発表しました。
追加される安全対策には、▽原子炉を冷却するために水を注入する設備が壊れてしまった場合に備えて、代わりに水を入れる「代替高圧注水設備」を設置すること、▽原子炉の炉心が溶け出した場合でも迅速に状況を把握できるように原子炉の格納容器内に1000度の高温に耐えられる温度計を設置することが盛り込まれています。また、▽津波の影響を受けないよう高台に非常用の電源を増設するなどの安全対策も行われます。
東京電力は、これらの追加対策については、すでに進めている対策とは別に「中長期的に進めていく」としています。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|