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石巻線 記念運行のSLに火入れ式12月16日 15時37分
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東日本大震災の津波で大きな被害を受け、今も一部の区間が不通になっている宮城県のJR石巻線が開業から100年を迎え、16日、記念に運行するSLの火入れ式が行われました。
JR石巻線は大正元年に私鉄として開通した内陸部の美里町と女川町の全長45キロを結ぶ鉄道で、ことし10月に開業から100年を迎えました。
16日は、開業100年を記念して今週末に運行されるSLの安全祈願が美里町の小牛田駅の車庫で行われました。
式典では、種火が運転席にある石炭の入った釜に入れられ、シューという音とともに煙突から黒い煙が出てきました。
石巻線は、震災の津波で線路が流され、今も一部の区間で運転ができなくなっています。
石巻駅の渡邉和利駅長は「燃料に火が入り気が引き締まる思いです。地域の人からSLは復興のシンボルだと期待されているので安全運転に努めたい」と話していました。SLは、今月22日と23日の2日間、小牛田駅と石巻駅の間をそれぞれ1往復しますが、指定席は完売しているということです。
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