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三陸鉄道の「こたつ列車」2年ぶり運行
12月15日 20時56分

三陸鉄道の「こたつ列車」2年ぶり運行
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東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県沿岸の三陸鉄道では、こたつを囲みながら冬の旅を楽しむ「こたつ列車」の運行が2年ぶりに始まりました。

「こたつ列車」は、三陸鉄道が、岩手県の久慈市と宮古市を結ぶ北リアス線で毎年この時期に運行していますが、去年は津波の被害を受けて中止になりました。
2年ぶりとなる「こたつ列車」は、駅や線路が復旧した久慈駅と田野畑駅の間で、15日から運行が始まりました。
車両には12台の堀りごたつが用意され、およそ40人の乗客たちは、アワビやホタテなどの海の幸を盛りつけた特製の弁当を味わったり、三陸の海を一望できる車窓の眺めを楽しんだりしていました。
途中では、久慈地方伝統の行事で、秋田の「なまはげ」に似た「なもみ」が、「悪いやつはいねーが」と、大声を出しながら暗闇から突然現れ、その形相に驚いて泣き出す子どももいました。
久慈市の女性は、「こたつ列車には毎年乗って楽しんでいました。早く全線が復旧してほしいです」と話していました。

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