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2012年12月18日16時30分

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羽生三冠が全勝 将棋・A級6回戦

図:A級順位戦・6回戦の結果A級順位戦・6回戦の結果

 第71期将棋名人戦・A級順位戦は6回戦が終了し、羽生善治三冠が6戦全勝で単独トップに立った。1敗勢がいなくなり、2期連続の挑戦に近づいた。

 羽生三冠―高橋道雄九段戦は、通常の横歩取りとは先手と後手を逆にした戦型になった。中盤で優位に立った高橋九段が終盤でチャンスを逃し、羽生三冠が逆転勝ちした。渡辺明竜王―三浦弘行八段戦は相矢倉となり、厳しい攻めを続けた渡辺竜王が勝った。4連勝スタートだった三浦八段は痛い連敗だ。

 羽生三冠は第66期と第70期、今期とあわせてA級順位戦21連勝と記録を更新し続けている。7回戦の三浦戦に勝ち、2敗の渡辺竜王と屋敷伸之九段が敗れると、2戦を残して名人挑戦が決まる。

 残留争いも注目される。谷川浩司九段と深浦康市九段が2勝4敗、高橋九段と橋本崇載八段が1勝5敗と苦しい星勘定だ。7回戦で谷川―深浦戦、高橋―橋本戦が組まれており、その結果が今後の行方を大きく左右しそうだ。

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