今は我慢の時!? 今冬の移籍市場での動向が注目される日本代表のエースMF本田圭佑(26)について、ロシアメディアが「来夏までCSKAモスクワ残留で合意した」と報じた。本田に数々のビッグクラブが関心を寄せるなかでの残留報道。所属のCSKAモスクワは移籍に難色を示し始めたばかりだが、いったい何があったというのか。裏事情を探った。
ロシア大衆紙「トボイ・ジェーニ」(電子版)は13日に「本田が今季終了までクラブに残留することで合意した」と報じ、クラブ関係者の「今季後半戦はプレーし、将来の問題は夏に持ち越される」との話を紹介した。
本田はかねてビッグクラブへの移籍願望を公言。CSKAモスクワとの契約が2013年12月末で終了するため、その1年前の今冬市場で動きがあるとの観測が強まっていた。最近になってイタリアのインテルやラツィオ、英プレミアリーグのリバプール、アーセナル、さらにマンチェスター・ユナイテッドなど名だたるビッグクラブが本田に関心を寄せているとの情報が浮上した。
モテモテの状況にもかかわらず残留報道が出たわけは、まずは、ロシアリーグ首位に立つCSKAモスクワが今季絶好調の本田の放出に難色を示し始めたこと(本紙既報)。また、来夏のシーズン終了まで待てば契約満了が間近に迫り、移籍金がほぼゼロという状況があるからだ。本田に近い関係者によれば、さらに深い事情もある。
「いろんなクラブの名前が出ているが、実際に高額の移籍金を出してまでこの冬に獲ろうと本気で考えているところはほとんどないようだ。ただそれ(移籍金)が要らない状況なら、かなり良いクラブが手を挙げる感触を得ていると聞いている」
移籍先にビッグクラブの名前が次々に挙がるなかで、やはりCSKAモスクワが設定した移籍金1600万ユーロ(約17億円)がネックになっている。加えて冬の移籍市場では、欧州はシーズン中のためチームを大幅に変えようとするクラブはなく、補強の動きも小さくなる。つまり、本気で獲得に乗り出すクラブが見込めない→それなら選択肢がより広がる来夏の移籍を狙う方が得策…との考えが本田サイドで強まっているということだ。
一方でJクラブ強化担当者は「年齢的にもラストチャンスと思っているのだろう。本田が行きたいようなビッグクラブも“ゼロ円移籍”ならサブとして獲ろうというのが出てくるかもしれないしね」と指摘。移籍金のかからなくなる来夏ならば、本田の大目標レアル・マドリード(スペイン)にも、控え扱いとはいえ“直行”できる可能性が出てくるという。
ただ、何が起こるか分からないのが移籍市場。予断を許さない状況は続くが、今冬の移籍が遠のいたのは確かだろう。
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