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【街の声】今回の衆院選 結果をどう見る?

12/18 00:29

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自民が政権を奪還、民主が壊滅的な惨敗となった今回の衆議院選挙。維新の躍進と合わせ、近畿の有権者は結果をどう受け止めたのでしょうか?

「民主王国」とまで言われた滋賀県は、前回獲得した4つの議席を全て自民に明け渡すなど惨敗。一方、自民は近畿と徳島で51議席中27議席を獲得しました。また、元官房長官の仙谷さんや総務大臣の樽床さんが落選するなど、民主の大物や閣僚経験者は次々に落選しました。有権者は、「(民主は)政権をやってみて『やっぱりあかんかった』と国民に言われたということ」「(自民に)期待することは、今まで通りの政治をしてくれるのかなと」「(自民には)消費増税に向けて大型の景気対策に期待する」「(自民は)予想外に勝ちすぎた。そんなに期待してなかったけど」などと話しています。一方、橋下大阪市長が代表代行を務める維新は、大阪の19の小選挙区のうち半数以上の12の区で議席を獲得し、民主に次ぐ野党第2党に躍進しました。しかし、大阪以外の近畿と徳島の小選挙区では1人も当選者を出せませんでした。有権者は、「それだけ橋下さんが大阪に貢献していて、それが大阪の人に受けていたのでは」「(維新には)これまでにないものと期待している。合理的な政治とか」「あまりどこも入れようと思う政党は無かったが、維新が一番期待できるかなと」などと話しています。近畿や徳島の最終の投票率は、軒並み前回を下回り、「多党乱立」となった今回の選挙に対する有権者の迷いも垣間見えます。