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経営システム工学科/経営システム工学専攻・経営デザイン専攻


快適で信頼できる社会の経営をデザインする

OUTLINE[学部学科・大学院専攻/専門分野の概要]
経営システム工学とは、システム概念を用いて組織における問題発見及び解決を行う、すなわち経営システムのデザイン・開発・運用・保守及び改善・管理などを統合した経営目標達成のための工学、科学技術です。経営資源である人・物・設備・金・情報の有効活用を基本課題とし、問題の発見、問題の体系化、コンピュータや数理・情報技術を駆使した問題分析や解決方法に関する最新の専門知識の教授と同時に、新しい知見・成果を得ることを目指しています。研究・教育は、経営の諸分野の体系とあり方を検討する分野別展開とそこで活用される工学的アプローチによる手法別展開の融合によって形成されています。また、学部・大学院の連携した専門教育という狙いから、学科卒業生の進路として「経営システム工学専攻」と「経営デザイン専攻」の二つの大学院があります。前者は、広範な経営システムのモデリングに重点を置き、経営数理、情報・システム、人間、生産に関係する研究分野で深い思考力と分析力の習得を目指した専攻です。後者は、価値創造産業の事業創造・改革に焦点を当て、関係する研究分野の教員が連携して行うPBL(Project Based Learning)、社会人学生までを対象とするなどの新しい教育形式で、事業経営の実践 力の習得を目指した専攻です。

CURRICULUM[カリキュラムの構成]

経営システム工学科のここが最先端

インターネット社会におけるWebマーケティング技術

経営活動の中でも特に重要な「売れる仕組み作り」をマーケティングと言います。近年、インターネットの普及により、消費者の購買行動は劇的に変化を遂げました。消費者はインターネットを使って製品をサーチし、購入するだけでなく、使用した感想をWebに投稿します。企業側はWebを活用したプロモーション手法や商品推薦手法など、多くの新たな技術を導入し、実際に活用されるようになりました。Webに存在する膨大なテキストデータを解析し、消費者の声を分析する技術もそうです。多くのコミュニティサイトでは、自由に製品やサービスの評価が語られ、その評価情報が新たな消費者の購買行動に大きな影響を及ぼすようになりました。これらの膨大なデータを分析し、マーケティングに役立つ情報を発掘する技術が望まれており、その基盤として情報数理や自然言語処理の基礎技術が活用されています。

経営システム工学科 後藤正幸先生
経営システム工学科
後藤正幸先生
主要研究テーマの関係図
主要研究テーマの関係図
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Full-Time Faculty[専任教員]
氏名 専攻分野 主な担当科目
教授
大成 尚 生産システムデザイン 製品開発工学、生産システム工学概論
大野 裕 プロフィットデザイン プロフィットマネジメント、経営計画
片山 博 生産管理学 生産管理学、生産システム論
岸 知二 ソフトウェア工学、ソフトウェアアーキテクチャ設計・検証、プロダクトライン開発 ソフトウェア工学・情報システム
後藤 正幸 情報数理応用、経営情報分析 情報数理基礎、情報数理応用
小松原 明哲 人間生活工学 人間生活工学、人間工学概論
逆瀬川 浩孝 応用確率過程 確率とその応用、オペレーションズリサーチ
田 祥三 製品・設備ライフサイクル工学 FAシステム、設備管理
高橋 真吾 システム論 システム基礎、応用システム論
永田 靖 統計科学 統計解析法、多変量解析法
菱山 玲子 人工知能、知識情報処理 知識情報処理、コンピュータ工学
棟近 雅彦 品質マネジメント 品質管理、実験計画法
森戸 晋 オペレーションズリサーチ 基礎オペレーションリサーチ、オペレーションリサーチA
吉本 一穗 施設・ロジスティクス設計 施設計画、ロジスティクス

FUTURE[進路の方向性]
学部卒の約5割が大学院に進学しています。主な就職先は、メーカー、金融・証券・保険、コンサルティング、サービス、情報処理など。中小企業診断士・公認会計士・弁理士などの資格を取得して仕事に就く者もいます。大学の研究・教育者を目指す者もいます。
学部卒業者の進
修士課程修了者の進路


Message[学生からのメッセージ]
経営システム工学科3年 中東大介さん
経営システム工学科3年
中東大介さん
経営に関する“知識”に加えて“スキル”が身に付く

この学科の特徴はただの知識だけでなく、経営全般の最適化に必要なスキルも学べることだと思います。私はそこに魅力を感じ本学科への進学を決めました。講義では「人間工学やロジスティクス、ファイナンスなどの経営に不可欠な領域に対し、実際に統計学やシステム理論などの工学的アプローチで最適化を行う」といった実験や演習が数多くあるので身になる学習が行えると思います。私は多くの領域の中から特に人間工学に興味を持ちました。今後は様々な手法を駆使して、商品に内在するニーズの抽出に関する研究に取り組んでいこうと考えています。また前述した通り扱う範囲が広いため学習に関して忙しいと感じる部分もありますが、学科全体で仲がよくお互いに助け合いながら学習しているので楽しく取り組むことができます。



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