(画像:daily mail)
誰もが一度は、あと一歩のところで電車に乗り遅れたことがあると思う。特にその電車が数時間に1本しかないような電車だったり、大事な待ち合わせや会議に遅刻しそうな時だったりしたら、その失望感は半端なく、走って電車を追いかけてやろうかと思ってしまう。
だが、
イギリス・ランカシャー州の女子大生(34)は、思うだけでなく、本当に電車を追いかけてしまった。しかも、1.6kmも。
12月13日正午、彼女は、大学の学期末試験を受けに行く為、学士論文を抱えて電車に乗り込んだ。電車が走り出すと、彼女は車掌から切符を買おうとした。だが、彼女のキャッシュカードの有効期限が切れていて使えなかった為、車掌から、次の駅のキオスクで切符を買うように言われた。
そこで彼女は次の停車駅で電車を降り、切符を買ったのだが、彼女が再び電車に乗り込む前に、電車は発車してしまった。
「
今日はこれから大事な試験がある!しかも、私の努力の結晶の学士論文は車内に置いたまま!!」
パニックになった彼女は、走って電車を追いかけ、プラットホームの端まで来ると、線路に飛び降りて電車を追い続けた。
「私の論文!大事な試験!!」
普通に考えれば、人間が走って電車に追いつける訳がないのだが、パニックの彼女は、次の駅で電車に追いついて乗り込もうと考えていた。
だがもちろん、線路を人が走って良い訳がなく、
対向車線を走ってきた電車は、彼女に気がつくと停止し、線路はカオス状態となり、電車のダイヤは一気に乱れた。
駅員は彼女を取り押さえ、警察を呼んだ。
警察に連行された彼女には50ポンド(約7,000円)の罰金が科せられた。
「これは、明らかな危険行為の一つです。こんなことをして危険な目に遭うのは、彼女だけではありません。我々駅員も同様に危険に晒されます。」
と駅のスタッフは身勝手な彼女の行動に怒りを露にしている。
電車と互角に走ろうとした根性と気迫はすごいが、人に迷惑を掛けてはいけない。
【記事:りょーこ】
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