実験結果
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システム (修正パッチあり) |
前作「秋桜の空に」のシステムは、
痒い所に手が届かないどころか手も足も出ないほどのヘタレっぷりでした。
文章の履歴を見たら新しい話が創作された時はROMをフリスビーにしてやろうと思いましたが、
今作のシステムはNScripterを使用しているので、比較的マシにはなっています。
と言っても他のメーカーさんの作品と比べればその差は歴然。
基本的にレスポンスは悪いし、快適な動作環境とは言い難いです。
メッセージスキップは既読、強制の両方搭載。セーブ数は20個。
ちょっと洒落っ気を出してるのか、メッセージ表示枠のデザインを変えられたりもします。
オマケはCG鑑賞と音楽鑑賞、Hシーン鑑賞の3つ。
オプション画面は特にレスポンスの悪さが目立つので、
改めてBGMを聞いたりCGを見直そうとは思いませんでしたね。
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CG 原画:つくし |
目が大きくてコミカルでマンガチックなキャラが特徴的。
ゲームよりもアニメの方が映えそうな絵柄ではあります。また、デフォルメキャラもかわいいですね。
表情が豊かな点に好感が持てましたが、立ち絵と1枚絵のギャップが激しいのが心残り。
CGの総枚数は53枚。若干少ないかな?
背景は手抜きとまでは言いませんが、細部にまで手が行き届いていない印象を受けました。
でも妙にディテールは凝っていて、
前作をプレイしているとニヤリとする箇所が背景にまで散りばめられてたりします。
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サウンド 製作:らいと |
OP曲で死ぬほど「お姉ちゃん」を連呼された時は思わず[Ctrl]+[Alt]+[Del]を押しそうになりました。
何気にこの電波なOP曲、ボーカルは海原エレナ・鳥居花音・日向裕羅さんで、
作詞:竹井10日、作曲:らいとさんと、豪華メンツだったりするんですよね…
歌詞を書いているのがライターである竹井氏本人なので、とにかく凄い。
「お姉ちゃんが大好きなら お姉ちゃんは増えてもいいね♪」で始まる辺りが凄い。
増えても良くねぇよ!とゲームを起動する度に突っ込みたくなります。
曲数は20曲で、そのうちVo入りが5曲。
ギャグやハプニングの際に頻繁に流れる「悪魔の悪戯は竜巻のように」以外はともかくとして、
特に印象に残るほど良い曲はなかったと思います。
ただしOP曲のピアノVerは話が別。あれだけ脳内に危険な物質を垂れ流させる電波ソングが、
ピアノアレンジでかなりの名曲に化けた時は驚きました。
ED曲も4種類Verが存在し、海原エレナ・鳥居花音・日向裕羅さんがそれぞれ歌っていますが、
どれもOPの電波っぷりを華麗にスルーしたような名バラードやミディアムナンバーです。
と言うわけでお気に入りは「きゅーぶdeおねえちゃん」「ヒカリ」「機械仕掛けなニンフ」
「ピアノdeおねえちゃん」辺りでしょうかね。
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シナリオ 製作:竹井10日 |
気付いたら周りにお姉ちゃんがいっぱい!な青春学園ラブコメ。
自分で書いててどこかおかしい気はしますが、大きくは間違っていない…と思います。
竹井氏の書くシナリオでのギャグは相変わらず下ネタが凄まじいものの、
個人的に好きなのでかなり笑わせてもらいました。
主人公とダダ甘な姉・友達が繰り広げるドタバタ感は非常に微笑ましいです。
序盤〜中盤はそのアグレッシブな日常がメインで、
終盤から主人公や各ヒロインの過去・トラウマに触れつつシリアスモードに…
というオーソドックスな展開なのはお約束。
前作ではこのシリアスモードに入る流れが唐突で興醒めしたものですが、
今作ではそこが若干緩和されています。多分。
でも唐突にファンタジー展開になったりします。どうしろってんだよ!
あまり深い内容ではないですし、基本的にキャラゲーだと思うので、
脊髄反射で流されるがままにプレイする方が楽しめるかと(^^;
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Hシーン |
このゲームのHシーンは凄いです。何が凄いかって、
青春学園ラブコメなのにSM・スカトロ・複数人プレイに触手まで出る始末。
アグレッシブでドタバタ感溢れる日常は分かりますが、
まさかHの内容までアグレッシブだとは思いもよりませんでした。
私はエロゲでは和姦以外はあまり抗体が無いので普通に引きましたし、
触手まで出た時は呆れを通り越して笑えてきましたね。
まぁある意味これもギャグと言えばギャグなんでしょうけど、
個人的にはちょっと馴染めませんでした。
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