世襲当選は111人=8割近くが自民【12衆院選】

 父母、義父母、祖父母のいずれかが国会議員、または三親等内の親族に国会議員がいて、同一選挙区から出馬した候補を「世襲」と定義すると、今回の衆院選では111人が「世襲当選者」で、全当選者の23.1%となった。
 政党別では、自民党が87人と圧倒的に多く、世襲当選者の78.4%を占める。安倍晋三総裁や麻生太郎元首相も世襲で、福田康夫元首相の長男達夫氏や、中川秀直元幹事長の次男俊直氏らが今回、新たに加わった。この結果、同党当選者の29.6%が世襲議員となった。
 次に多いのは日本維新の会の9人で、当選者に占める割合は16.7%。自民党元議員の父親から地盤を引き継いだ松野頼久氏や西野弘一氏らも含まれる。
 民主党は6人で、割合は10.5%。以下、みんなの党4人、日本未来の党2人、公明党1人と続く。無所属議員も2人が世襲議員だ。 (2012/12/17-11:39)

時事ドットコム
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