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福島U、8強逃す 格上相手に真っ向勝負 天皇杯サッカー
| 千葉―福島U 前半、シュートを放つ福島U・時崎 |
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サッカーの天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)第6日は15日、フクダ電子アリーナなどで4回戦が行われ、東北社会人リーグの福島ユナイテッド(福島)はJ2千葉と対戦、0−5で敗れ、8強を逃した。
福島ユナイテッド(福島U)は、格が上の相手にも、奇策はなし。真っ向勝負を挑み、0−5の完敗を喫した。 点差は開いたが、悲観する内容ではなかった。普段の福島Uらしさは存分に見せた。前線からの猛烈なプレスで好機をつくり、何度も千葉ゴールに迫った。「得意の形から、フィニッシュまではいけた」と益子。 シュート数は千葉の11本に対し、福島Uは10本。差を分けたのは個の力。パスの精度とスピード、そして何よりも決定力。さすがにプロにはかなわない。 2点を追う後半、立ち上がりから攻勢を掛けた。だが、決定機を何度か外し、疲れが見えた30分すぎから立て続けに3点を失った。いずれもきれいに崩され、「力の差は歴然」と時崎監督。 福島第1原発事故の影響で、グラウンドの確保に苦労するなど困難は多い。それでも今季はJFLに昇格し、天皇杯ではJ2甲府、J1新潟を破り4回戦に進んだ。 「福島の人たちにいいニュースを伝えたいと思ってプレーしてきた」と内藤。JFLでも快進撃を続け、もっと福島を元気づけようと思っている。(東京支社・大橋大介)
2012年12月16日日曜日
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