違法営業の個室マッサージ店の家宅捜索情報を経営者の女に漏らしたとして、兵庫県警は17日、県警生活環境課の元警部補(62)を犯人隠避と地方公務員法違反(守秘義務違反のそそのかし)容疑で、元警部補に情報を漏らしたとして、同課の警部補(52)と巡査部長(40)、巡査長(33)の現職警察官3人を地方公務員法違反(守秘義務違反)容疑でそれぞれ書類送検した。
県警は同日、警部補と巡査部長を減給、巡査長を戒告の懲戒処分とし、同課の課長ら3人を本部長注意などとした。元警部補は2009年7月ごろから客としてこの店に通っており、「違法な店の客だったことが公になると思った」と容疑を認め、元部下らは「先輩が激励してくれていると思い、聞かれるまま話してしまった」などと話しているという。
送検容疑は昨年10月、同県明石市で違法経営していた個室マッサージ店の家宅捜索情報を元部下らから聞き出し、退職前に知り合った50歳代の経営者の女に、2回にわたって「店を閉めた方がいい」などとメールを送って漏らした疑い。
[時事通信社]
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