山岡賢次氏 |
栃木4区の未来前職、山岡賢次氏(69)は落選。比例でも復活できなかった。国政では小沢一郎氏の側近として力を示し、野田内閣では国家公安委員長を務めたが、民主を離党後は地元での支持組織を失い、遊説活動なども長年の支援者に頼っていた。
栃木4区の開票結果はこちら午後11時過ぎに栃木県小山市の選挙事務所に姿を見せた山岡氏は「すべて私の力不足。私自身は信念を貫き通してきたので、まったく悔いのない戦いだ。結果は有権者のご意思とは思っていない。こういう政治が持つんだろうかという危惧すら抱いている」と述べ、約30人の支持者と握手を交わした。
衆院選直前に未来に合流して浮揚をかけたが、党を転々としてきたことへの反発は強かった。前回の大量得票の原動力となった連合は、比例北海道の民主前職を支援。国会でマルチ商法とのかかわりを繰り返し批判され、参議院で問責決議をされたマイナスイメージも拭えなかった。
「風向きが今日から変わる」と唱えたが、期待した無党派層への支持は広がらなかった。