本格除染は26年度以降 飯舘・長泥地区で環境省方針
環境省は16日、原発事故で帰還困難区域に設定されている飯舘村長泥行政区の本格除染を平成26年度以降に実施することを明らかにした。福島市飯野学習センターで開かれた住民会合で説明した。
長泥行政区の除染時期は未定だった。環境省は25年度、モデル除染事業を行い住宅地と農地、森林で表土剥ぎ取りなどの方法を試し、線量地域で有効な方法を模索する。
7月から9月まで長泥コミュニティセンターで行った先行除染の結果を公表。高さ1メートルの空間放射線量率は除染前平均で毎時9.02マイクロシーベルトだったが、除染後は平均で毎時1.77マイクロシーベルトとなった。低減率は約80%だった。
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