今回の衆議院選挙では、自民党が安定多数を獲得した。3年3ヶ月にわたる民主党政権に対する国民の評価、および決められない政治から脱却を望むという国民の強い意思が示されたものと受け止めている。
現在わが国には、震災からの復興やエネルギーの安定供給の確保、円高の是正、財政再建など、国民生活や日本経済の将来を左右する課題が山積しており、もはや一刻の猶予も許されない状況である。
今後、与野党には、国家・国民のためという大局的かつ賢明な判断のもと、衆参のねじれを克服し、政治のリーダーシップを発揮して、日本を再生に導いていただきたい。