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J2上位を快走!湘南・チョウ監督(5月9日)
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【サッカー】福島 力尽き5失点完敗2012年12月16日 紙面から ◇天皇杯全日本選手権<4回戦>天皇杯全日本選手権は15日、各地で4回戦を行い、来季のJ2降格が決まったG大阪は、日本フットボールリーグ(JFL)に降格する町田に3−2で競り勝った。東北社会人リーグの福島ユナイテッド(福島)は千葉に0−5で完敗。JFLの横河武蔵野(東京)は0−1で柏に惜敗し、Jリーグ勢以外は敗退。横浜Mは浦和を2−0で下し、大宮は川崎に4−3で逆転勝ちした。 福島ユナイテッドの躍進がついに止まった。千葉に5失点完敗。甲府、新潟を立て続けに破ってきたが、「ジェフは違った。全力を尽くしたが、力の差は歴然」と時崎監督。前半14分にオウンゴールで先制されると、同25分には谷沢に沈められ、大物食いの勢いは完全にそがれてしまった。 原発事故の影響でクラブ存続の危機に陥りながら、「福島のために」とクラブ、選手、サポーターらが一丸となって再起した。福島市内の練習場は放射能の除染のため使用を許されず、宮城県白石市、山形県米沢市まで足を伸ばし、県内外のグラウンドを転々とする日々だった。だが、思いがけない辛苦が多かった分だけ、「全員が同じ目標に向かっていけた」(FW時崎)という。 今季は東北社会人リーグで優勝、全国地域リーグ決勝大会では2位となり、JFL昇格を決めた。試合後、ゴール裏のサポーターの前で号泣した主将のGK内藤は「つらいことも多かったけどいいシーズンだった」と、最後は晴れ晴れとした表情だった。 (松岡祐司) PR情報
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