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【サッカー】

チェルシー 世界一へ「守備的」布陣

2012年12月16日 紙面から

 初制覇のチェルシーか、12年ぶり2度目のコリンチャンスか−。クラブ世界一を決めるトヨタ・クラブワールドカップ(W杯)決勝は16日、横浜国際総合競技場で行われる。欧州王者のチェルシー(イングランド)、南米王者のコリンチャンス(ブラジル)は15日、それぞれ横浜市内で最終調整を行った。初戴冠を狙う決戦で、チェルシーは守備的な布陣で戦うとみられる。一方、Jリーグで活躍したコリンチャンスの元浦和FWエメルソン(34)、元鹿島MFのダニーロ(33)はそれぞれ必勝を誓った。

 決戦前夜の最終練習で、チェルシーは冒頭15分間だけ報道陣に公開し、ミニゲームを行った。そこから予想されるのは、イバノビッチを右サイドバック(SB)、ミケルを中盤の底に置く「守備的」な布陣だ。練習前の記者会見でも、イバノビッチがこう明かした。

 「監督とも話し合ったが、チェルシーはどういう展開になっても、まず守備を固める。素晴らしいFW陣がそろっているので、その中でチャンスを狙っていきたい」

 相手の左サイドからの攻撃を封じる作戦だ。準決勝では、本来はセンターバックのダビドルイスをボランチに起用。この慎重な戦術がはまって、終始圧倒した。形は違うが、別の守備的戦術でカウンター狙いというつもりなのだろう。

 当のベニテス監督は「勝つチャンスの高いチームを編成する」「集中している」と繰り返し、コリンチャンスについては「厳しい相手。チャンスを見つけるのは難しい」と話しただけで、多くは語らなかった。

 クラブW杯では欧州王者が5連覇中。またチーム再建を求められて3週間半前に就任したばかりのベニテス監督にとっても、初のタイトル奪取のチャンスだ。中身より結果を求め、世界の頂点に立つ。 (原田公樹)

 

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