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【プロ野球】

WBCは中国戦に照準 山本監督がプラン明かす 

2012年12月16日 紙面から

名球会ゴルフコンペに参加したWBC日本代表・山本監督=ホノルル市内で(川越亮太撮影)

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 【ホノルル(米ハワイ州)川越亮太】来春開催される第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の山本浩二監督(66)が14日(日本時間15日)、当地で開かれた名球会ゴルフコンペで報道対応。1次ラウンドでは2戦目の中国戦(3月3日・ヤフードーム)で必勝態勢を敷く姿勢を示した。

 「まずは(3戦目の)キューバ戦の前に勝ちにいく。選手はいろんなことを考えずにやってほしい」。ゴルフで英気を養いながらも、頭の中では、WBC3連覇への構想を次々に練っている。

 中国は実力的には格下だが「(初戦のブラジル戦から)連勝すれば2次(ラウンド)に行ける可能性が高まるから」。2008年の北京五輪で、中国が台湾を破ったのを目の当たりにした山本監督は、侮らずに全力を尽くしていく。さらに、別の狙いもある。中国戦で勝てば、3戦目のキューバ戦で先発を必要以上に引っ張らず、2次ラウンドでの球数制限を考慮した継投が可能になる。2次ラウンドで戦うB組は韓国、豪州、台湾と強敵ぞろい。「キューバ戦に投手をつぎ込む? その可能性は強いよ」と山本監督。多くの投手を使う継投をその試合で見せれば、キューバの攻撃をかわす確率も高まる。

 2戦目必勝は極めて合理的な選択。大目標に向けた指揮官の頭脳が目まぐるしく回転し始めた。

 

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