輸出入物価が大幅下落 ウォン高の影響=韓国

【ソウル聯合ニュース】ドルに対するウォン相場の上昇で輸出入物価が大幅に下落した。
 韓国銀行(中央銀行)が14日に公表した「輸出入物価指数」をみると、11月の輸入物価は前年同月比7.6%下落した。下落幅は2009年10月(15.3%下落)以来で最大。

 前年同月比の輸入物価上昇率は8月に0.3%を記録して以来、9月にマイナス2.4%、10月にマイナス6.4%と、3カ月連続で下がっている。

 部門別では原材料の輸入物価が前年同月より9.4%下落した。中間財は非金属鉱物・鉄鋼1次製品などの下落が目立った。資本財の輸入物価は前年同月比5.9%下落、消費財は同3.1%下落となった。

 韓国銀行関係者は「前年同月と比べ、ドルに対するウォン相場が4.0%上昇した上、原油価格も下落し、輸入物価が下がった」と分析した。

 輸出物価も大幅に下落した。11月の輸出物価は前年同月比で5.5%下がった。特に農林水産物や半導体が2桁%の下落を記録した。

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