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愛知ニュース

自民が13選挙区制す

 自民党が圧勝し、政権奪還を決めた16日の第46回衆院選。前回、民主党が議席を独占した県内の15小選挙区は、自民が13勝で大躍進し、民主は2勝と惨敗した。民主は2005年の「郵政選挙」での6勝を下回り、過去最低の結果となった。県内の投票率は59・07%だった。

 自民がこれまで議席を得たことのなかった名古屋市内の1区と3区、4区で、新人が当選。5区も自民新人、神田憲次さんが、民主前職で元農相の赤松広隆さんを破った。追い風が吹いた05年でも市内は1勝だったが、4勝して初めて勝ち越した。

 尾張地方の6〜10区は、自民が5勝して独占。開票後、早々と当選確実が出るなど、いずれの選挙区も強さが際立った。三河地方も、トヨタ自動車などの労働組合が強い11区では敗れたが、残る12〜15区は新人が初当選。負けた2区と11区も比例で復活当選した。

 民主は、2区と11区の前職が議席を維持。近藤昭一さんら4人が比例で復活当選した。

 日本未来の党の鈴木克昌さんや、日本維新の会の重徳和彦さん、みんなの党の杉本和巳さんも比例で復活当選。未来前職の佐藤夕子さんと牧義夫さんは落選した。

(中日新聞)