吸血女 洋子 第6章
第6章 暴走する2人
目的を果たし、里帰りから戻った静香は、すぐに洋子の元へ向かった。
「洋子、元気で良かった・・・。」
「ふふ、まるでわたしがどうにかなってそうな言い方ね。」
「だって~、あの時の事を思うと、心配で。」
「そうね。普通じゃない疲れ方だったから・・・。」
(わたしの体力は回復してるけど、静香はどうなのかしら。心なしか顔色が悪いように見えるし・・・。)
「静香は大丈夫なの?」
「う、うん。まだ調子が悪いの。もう少しって、ところかな。洋子に元気を分けて欲しいの。」
「いいわよ。わたしが悪いし、いっぱい吸っていいからね。」
その場で指先を切り、僅かな血を与える洋子。
(すっかりわたしのメイクにだまされてる。)
静香の企みなど、分かるはずもない洋子は、少しずつ血を吸われていく。
甘美な快楽に包まれる間もなく、すぐに静香は吸うのを止めてしまった。
「すごいわ。洋子の血。もう元気になったわ。」
「えっ、いいの?静香は本当に大丈夫なの?」
「うん。それより、わたしのも吸って欲しいの。」
月の周期に左右されていない静香の状態を、洋子は不思議に思った。
「ねぇ。静香。お家でずっと大人しくしてた?」
「なぜ、そんな事を聞くの?おかあさんが心配するぐらい、寝っぱなしだったわ。」
「そうよね。そう・・・。」
心配になった洋子は、静香が帰る2日前に静香の実家に電話をした。
その時、母親に、寝てばかりいて、外出をしていない事を教えられていたのだ。
(満月の時に牙が生える。でも静香は違う。生えてるわ。なぜ?)
「ねぇ~、何考えてるの?久しぶりだから。ね。分かるでしょう?」
洋子の疑念を察したのか、静香は洋子に話しかけた。
「うん。でも調子悪そうだし、止めた方がいいよ。」
「ちょっとでも気持ちよくなりたいの。」
「そんなに言うのなら・・・。ちょっとだけだよ。」
「うれしい。」
無邪気な静香の笑顔に騙された洋子は、静香の首に口を添えた。
「あの牙が生えてこないとうまくできないわ。」
「そうよね。わたしが自分の手首を咬むから、そこの部分を洋子が吸って。」
「わかったわ。」
静香の手首から、注射器の針先から噴出している様な血流が湧き上がってきた。
洋子は慌てて口を添えると、静香の血を吸い始めた。
口に溜まった血を3度目に嚥下した時だった。
洋子のは身体全体が燃え、頭の中は真っ白になり、何も考えられない。
ただ、分かるのは、自分の敏感な部分が体の外へ飛び出しそうな感覚がある事だった。
それは、洋子の錯覚ではなかった。実際に乳首は伸び、クリトリスは米粒程の大きさが小豆大に変わっていた。
(どうだ、洋子、童貞の血は。これでお前は常に発情し、牙を隠し持つ事になる。もう後戻りはできない。異性の童貞の血は、人間界で言う麻薬みたいなものだ。)
マスターの声を聞いた時から、洋子の理性は崩壊し、本能だけが剥き出しになった。
(こんなにいいものなんて。すばらしいわ。はぁ~、もぉ~、いっちゃう~。)
静香の血を吸いながら、アソコは弄ってないのに潮を噴き、膨張した乳房の先からは、黄色に近い色の母乳の雫が垂れていく。
静香の手首から口を離した洋子は、唇の周りに付いた血を、その長い舌を使い、淫らに舐め取っていく。
その舌は爬虫類のそれに近く、とても、人間のモノには見えなかった。
「静香。早速、獲物を見つけなくてはね。」
洋子の異常な状態を見て、独り慰めていた静香は、その言葉を聞いて、達しながら、小さくうなずいていた。
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