「セヌリ党の不法コメント部隊が摘発されたことで、ついに『十アル団』と『日ベ』の実体が姿を現したようだ」(民主統合党ジン・ソンジュン報道担当の論評)
「フォロアーやフォロイングがない『ロボットアカウント』が数千個作られ、このアカウントを使って『卵おばけ』たちが特定候補に不利になる発言を続け、リツイートしている」(民主党の尹昊重戦略企画室長のラジオインタビュー)
大統領選挙の終盤で、インターネットとソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)を使った中傷宣伝が乱舞し、聞き慣れない新造語が政治家たちの公式発言に登場した。
14日、インターネットのポータルサイト検索語1位になった「十アル団」は、「十字軍アルバ団」の略語。宗教関係者を中心にある候補を支持し、ライバル候補を批難するコメントを機械的にリツイートするユーザーを意味する。「ナコムス」(インターネットラジオ番組)が9月にセヌリ党の朴槿恵(パク・クンヘ)候補を応援する「十アル団」の1次リストとして約350のアカウントを公開し、話題になった。インターネットでは、13日に選管委によって発覚したSNS不法コメントチームが「十アル団」であると言われている。
「日ベ」は、保守寄りのインターネット・コミュニティサイト「日刊ベスト保存所」の略語だ。「日ベ」会員は「日ベ層」と呼ばれる。「ガンギエイ」、「全羅(チョンラ)ディオン」といった地域を卑下する言葉や民主党支持者を遠回しに言った「左ゾン(左派ゾンビ)」などの表現が「日ベ」を通じて広がったという。
尹昊重室長が言及した「卵おばけ」は、ツイッターに自己紹介と写真を載せない匿名アカウントのユーザーを指す。ツイッターに写真を載せなければ、そこに卵の形の写真が載るためにつけられた。彼らは、選挙で特定政治勢力を非難するために匿名のアカウントを開設し、特定候補に不利な書き込みを拡散させているという疑惑を受けている。
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