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'12/12/16

代替バス 60歳以上が半数


 福山市は、井笠鉄道(笠岡市)の経営破綻を受け、代替運行している路線バスの利用者アンケートの結果を発表した。11月5〜18日、17系統のうち井笠鉄道だけだった12系統の全便で1週間ずつ調査。利用者計5892人のうち2144人が回答した。60歳以上の利用が950人と、半数近くを占めた。

 利用者は、60〜74歳31%▽75歳以上15%▽50歳代13%▽20歳未満11%。目的は、通勤が23%で最も多かった。通院と私用が各20%、買い物18%、通学9%などだった。

 朝夕のラッシュ時には実施していないため「実際の通学利用はもっと多いとみられる」(市都市交通課)という。

 1日当たりの利用者数は、市民病院を経由するJR福山駅前―春日池ニュータウンが最多の238・2人。最少は、通勤利用しかない大門―茂平工業団地の12・4人だった。

 代替運行は2013年3月末まで。市は、調査結果を4月以降の運行検討に生かす。市都市交通課は「地域ニーズも踏まえ、1月中には路線再編の考え方をまとめたい」としている。




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