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【ニュータウン=中井大助、ニューヨーク=真鍋弘樹】米東部コネティカット州ニュータウンの小学校で14日朝(日本時間14日深夜)、20歳の男が銃を乱射し、児童20人を含む計26人が死亡した。容疑者は自宅で自分の母親も殺害し、乱射の現場で自殺したとみられる。幼い子ども多数が銃の犠牲になるという米史上でも例のない事件に、オバマ米大統領も「意味のある行動を」と銃規制に取り組む必要を訴えた。
乱射事件が起きたのはニュータウンにあるサンディーフック小学校。地元警察は犠牲者のうち、児童18人は学校で、2人は病院で亡くなったと発表。さらに、校長を含む教職員ら学校関係者6人が死亡し、1人がけがをした。乱射後、遺体で見つかったのはアダム・ランザ容疑者(20)。母親はこの小学校で教員を務めており、遺体が自宅で見つかったという。
容疑者は軍用ライフル1丁と短銃2丁を所持していたといい、銃の登録は母親の名義だったという情報もある。動機はわかっていないが、AP通信は、容疑者は母親と同居し、悩み事があったと伝えた。