目次
2 青春時代
3 九条家出仕
4 官途への執着
5 新古今への道
6 思索と反省
7 後鳥羽院政
8 権力者と追従者
9 熊野御幸
10 荘園所領
11 承久乱後の世相
12 子弟と所従たち
13 洛中洛外の住居
14 新勅撰前後
15 宗教観と自然観
16 病苦と晩年
藤原定家関係系図
略年譜
内容説明
華やかな歌道の精進をつづける傍ら、すがりつくような思いで顕栄を願う官僚生活。一方悪化してゆく世相の中で所領をおびやかされ、絶間ない病苦に悩まされる。堂上公家とはいえ、やはり一個の人間であり、一代の歌人がたどる苦闘の一生は、まさに反抗的な美の極致の追求でもある。詳細な研究成果と新史料を盛って全容を解剖した著名な堂上歌学者の伝。
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