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展示の航空自衛隊練習機に劣化ウラン
12月15日 5時36分

役目を終え、各地に展示されている航空自衛隊の練習機の部品に劣化ウランが使われていたことが分かりました。航空自衛隊は「放射線量は低く、健康被害を及ぼすものではない」としたうえで、すでにこの部品を取り外したということです。

劣化ウランが使われていたのは、6年前に全機が退役した航空自衛隊の「T2」練習機で、青森県三沢市の展示施設「三沢市大空ひろば」のほか、宮城県の松島基地、静岡県の浜松基地、宮崎県の新田原基地にそれぞれ1機が展示されていました。
航空自衛隊によりますと、水平をとるための部品の材料に劣化ウランが使われていたということですが、「放射線量は低く、健康被害を及ぼすものではない」としたうえで、すでにこの部品を取り外したということです。
部品は、神奈川県にある航空機の部品メーカーがアメリカから輸入したもので、先月になって、劣化ウランが使われていることが分かり、原子力規制委員会や防衛省に連絡したということです。
退役したT2練習機は、全国で合わせて18機が展示されていますが、4機以外は、この部品が取り付けられていなかったということです。

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