NTT:継続雇用で現役給与抑制…来秋から、労使が合意
毎日新聞 2012年12月15日 12時17分
NTTグループの労使が、社員を65歳まで継続雇用するため、現役世代の人件費上昇を抑制する賃金制度を来年秋に導入することで合意したことが15日、分かった。定年後の継続雇用制度を持つ大手企業は多いが、現役世代の賃金体系を見直す例は少なく、注目されそうだ。
企業に希望者全員の65歳までの雇用を義務付ける「改正高年齢者雇用安定法」が2013年4月に施行されることに対応。14年4月以降、60歳の定年退職者のうち希望者全員を基本的に再雇用する。そのための給与原資を主に40代、50代の現役世代の賃金上昇を抑えることで捻出する。(共同)