2012年12月15日(土)
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年末年始の中央線特急 指定席予約1.6倍 臨時電車を増発 「笹子」事故で車敬遠か
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年末年始(今月28日〜来年1月6日)のJR中央線特急電車の指定席予約数が、前年同時期に比べ約1・6倍に増加していることが14日、JR東日本八王子支社のまとめで分かった。中央自動車道上り線の笹子トンネル天井板崩落事故により、トンネル周辺の中央道が上下線とも通行止めとなっている影響とみられる。同支社は、臨時電車を増発する方針。
同支社によると、あずさ、かいじ、スーパーあずさなど指定席予約数(13日現在)は約6万3千席で、前年同期の3万9千席を2万4千席上回った。既に下り線は29〜31日の計14本、上り線は1月2、3両日の計6本が満席となった。
笹子トンネルの天井板崩落事故後、トンネル周辺の中央道は上下線とも通行止めが続き、迂回(うかい)路となる国道20号では渋滞が発生。平日でも通行に通常の2倍以上かかる時間帯も出ている。同支社広報課の担当者は、予約数の増加について「中央道の通行止めと関係しているかは分からない」としているが、迂回路が渋滞する懸念から車での帰省を敬遠し、電車を選ぶ人が増えているとみられる。
同支社は予約数の増加を受け、年末年始に上下線計35本を増発する。新宿発松本行き特急あずさ99号など特急7本に加え、快速電車20本、普通電車8本を臨時電車として運行する。詳細は同支社のホームページで確認できる。〈山本昂輝〉
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