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受験勉強時間 推薦と一般で大きな開き12月15日 6時7分
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推薦入試などで学力試験を受けずに大学に入った学生は、高校3年生のときの勉強時間が1日、1時間未満というケースが多く、一般入試で入った学生の勉強時間と大きな開きがあることが分かりました。
この調査は、ことし8月、民間の研究機関が大学生およそ4100人を対象に行ったものです。
それによりますと、受験勉強が本格化する高校3年生の9月での1日の勉強時間を聞いたところ、学力試験がない推薦やAO入試で合格した学生は、▽1時間未満が28.6%、▽まったくしなかったと回答したのは16.4%で、およそ半数が1時間未満でした。
また、推薦やAO入試での合格者がほぼ決まる12月には、さらに勉強時間は短くなり、▽1時間未満が36.7%、▽まったくしないは25.5%で、合わせると1時間未満が60%を超え、平均でも1.6時間でした。
これに対して、一般入試で合格した学生は、高校3年の12月には平均4.8時間勉強していて、1時間未満は9%でした。
調査したベネッセ教育研究開発センターの樋口健主任研究員は「勉強をしないで大学に入ると、基礎学力がつかず、主体的に学ぶ習慣も身につかないので問題だ。入学までの間、大学側が勉強の課題を与えるなど、大学での学びの助走につながるような指導をする必要がある」と話しています。
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