岩手のこたつ列車、震災から復活 沿岸の三陸鉄道2シーズンぶりに再開した三陸鉄道の「こたつ列車」の車内でくつろぐ乗客=15日午後、岩手県久慈市 東日本大震災の津波で大きな被害があった岩手県の沿岸を走る三陸鉄道は15日、震災後に休止していた「こたつ列車」を2シーズンぶりに再開した。通常の客席に代わって車内に置かれたこたつでくつろぎながら、三陸の美しい景色を楽しむ冬の恒例企画。 昨期は震災被害で不通区間が多かったため休止したが、復旧区間が増え、久慈―田野畑間(約35キロ)での運行が可能になったことから復活した。 列車は午後0時半、出発。こたつの上にはミカンが用意されたほか、地元の伝統行事に登場する鬼面をかぶった「なもみ」が現れ、乗客を驚かせた。 こたつ列車は指定席で、来年3月末までの土日祝日のほか、1月1~6日に運行する。 【共同通信】
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