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[丹下桜]2007年12月 1日

サイトのデザインを創作サイト向けに変えようと思って、うんうん頭を捻っています。今のデザインにした時も、もうこれ以上新しいデザインを作る事はないと思ったのですが、わずか1年半で構成を替える事に。賽の河原はまだ続く。

デザインの他には「さくら / 丹下桜」と、「なのは特設」、「水樹奈々」、「メイドさん」など、特定のジャンルに偏っているコンテンツを整理しています。整理し終わるのも当分先の話です。姿形を変えてもこのサイトは生き続けています。元気です。


 昔のさくらさんに関する記事を読み返していたら、どうやらファンサイトをきちんとしていたようです、俺。ライブに落ちてまで東京に行っていますから、どんだけ必死なんだよと半ば呆れながら読んでいました。

今は、新しいアルバムも買っていませんし。近いうちに買います、はい。
 整理している中で知ったのですが、こんな記事が本人のブログで出ていました。

2年間のライブでのトライアル期間を経て、来年は少人数制の全8回コースにしていく予定です。
ヒーリングの専門知識やスキルはもちろん、少人数制クラスならではのいろいろ楽しいメニューも加えて、引き続き「ほっと和む空間」としてお届けしていきたいと思っています。
さくら/ボイスヒーリング 11月27日より

という訳で、12月以降ライブはしばらくお休みです。
Sakura A La Mode 『Diary』11月24日より)

だ、そうで。
 生徒と先生のような問答があるなら、ある意味で??本来のヒーリングとは全く違う意味で??需要はあるような気がしますが、個人的にはヒーリングに興味はございません。

もう、歌を歌う事もほとんどなくなるのかなぁ……。
 そう思うと、最後くらいは顔を出してみようかと考えてしまうのですよね。開催日程も23日と、連休の真ん中で良い日取りですから。
 しばらく迷ってみます。



[雑記]2007年11月25日

小説を書いてみたいと前々からこぼしていたのですが、練習がてら10ページ程の短編を書いてみました。
日記ならあった出来事を元に脚色を加えたら(加えない時もあります)それで出来上がり。しかも何度読み返しても面白い。それは、やーちんというキャラクターが既にでき上がっていますから。

ところが、小説にはまずキャラクターを作る事から始めなければなりません。こんな奴を物語に出したい、と思いつくまでが大変です。それから次は、ストーリー。サイトに来る人たちが楽しめるような話を考えるのに一苦労。日記なら毎週一回くらいは、ネタの神様がこのあたりで降りて来るのだろうけどなぁ。ああ、小説の神様はどこにいるんだろうか。

心をつかむキャラクターを作り上げること。
 目を話せないストーリーを練り上げること。
 日記から離れてみると、小説を作り上げる難しさや日記の楽しさがよく分かります。

■  「千里眼は二つある」(PDF版・縦書き)
Happy-go-Lucky1作目は株式投資の話です。ええ、自分の願望が入ってますが何か?

(400字詰原稿用紙12枚。興味がありましたらどうぞ。)

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[雑記]2007年11月20日

今日はふたりのためにあって、私たちはあなたの引き立て役で世界は回る。

先日は結婚式の二次会に行ってきました。
 新郎は真面目で話が面白い青年で、新婦は気だての良いしっかり者。
 お幸せにと思いながら笑顔で新郎新婦に少しだけ挨拶。特に話す事も思いつかないので胃薬の代わりにビールを自分の体内に流し込んで、ひたすら酒をあおって会は終わりました。
 全く、このコミュニケーション力のなさよ。毎度ながら呆れ果てる。

今日の新郎新婦のように、いつか自分が妻と一緒に歩く日が来る姿を想像したり、自分が誰かと付き合っていたりする姿すら思い描くこともできません。永遠に見える程遠いのだろうなぁ。

それ以前に、人生の中で女性が深く関わって来ることなんてなかったと苦い思い出が蘇ります。多少なりとも自分と関わった方々からは、気持ち悪いと嫌な顔をされるのが普通でしたから。


 だがしかし。
 人生にモテ期は三回はあると言う。あれは確かに真実だ。
 驚け。こんな私でも女性にモテたことがあるんですよ。
 世界は回る。巡り巡って俺の時代がやってきた!

就職したての頃は特に人気だったなぁ。
 テレビの中から出てきたかのような、今をときめくアイドルや女優のような人たちが心安く話して来るのですよ。メールを出したら無視される事もなく、すぐに返ってきます。ちょっとだけ仲良くなると、何度か喫茶店の中で話をすることになりました。

時間はきっかり一時間。話す内容は相手の仕事の話が中心です。もちろん、自分の話もそれこそスクリーンの中でしか見た事のない笑顔でうなずいて聞いてくれて、感情を込めた声で「すごいねっ」と言ってくれますよ。やがて二、三度、喫茶店で会ううちに、いつの間にか百万単位もする毛皮やコートや宝石やツボを持たされているのです。一緒にローン契約済の用紙も手元にあるのが不思議ですね(※)。
 
 いやあ、ホントに人気だった。こっちが無視しても向こうから追いかけてくるんだもん。もう泣いていいですか俺。

※ 途中で詐欺だと気づいて買ってはいませんが、半分以上実話です。
実際には二束三文の品を法外な値段(数十万から百万円単位)で売りつけてきます。ローン会社と提携しており、学生ですらその場でローン契約も可能です。

今はこういうやり方が流行っているのかどうか知りませんし、声をかけられることもなくなりましたが、これから社会に出る人(人生の経験値が低い)や、男女問わずこいつはモテないだろう(同じく恋愛の経験値が低い)と思われる方は良いカモです。

興味ある方はYahoo!やGoogle等で「デート商法」と検索してみたら良いですが、日記のネタの為だけに実行する事は決してお勧めしません。危険すぎます。

二次会の会場から帰途に着く。家のポストを覗くと「結婚相談所を開設しました」と、大きな文字で書いた広告ハガキが入っていました。

今日は水樹奈々の新曲を聞いて元気を出そう。
 それでも世界は回る。明日は皆のために。



[雑記]2007年11月12日

子どもの頃に見つけた、段ボール箱に入った子犬。
 どうみても捨て犬で、家から持ってきたごはんの残りを与えると、勢いのままに食べはじめる。食べ物がなくなると、愛想よくしっぽを振っていた。

そのまま抱きかかえて家路についた幼い日。
 なにを持って帰ってきたのかと訝しんだ両親が見ておどろいたのも無理はない。
「元の場所に戻しなさい」

ごめんよ、と言いながら僕は子犬をそっと返した。大きな瞳で僕を見つめている。これから遊んでくれるのか、それともごはんがまた待っているのか、期待している顔で。

僕はそのまま走り出す。後ろは振り返らなかった。ただ前へ。
 家の玄関をおおいそぎで閉めた。

何か小さな音がする。
 乱れた呼吸を整えながら、僕は両目を薄めに開きながら、そっとドアを開いた。

——わんっ!
 玄関の前では、はじめて見た時と同じように、懐いた子犬がしっぽを振っていた。


 話は変わりすぎて。
 以前からお知らせしていたように、50万アクセス記念を祝うという名目で、なぜかボーリングをする。ゲームをするに当たって、私は事前にプレゼントを用意しておいた。その品の一部をご紹介しよう。

・シスタープリンセスの下敷き(天広直人作ではなく、アニメ版)
・ウケるブログの書き方(中古本で100円の品)

などなど。あと10点程あった。

「微妙」
 「明日には資源ゴミに出されているね」
 そうだよ! 俺が部屋を掃除して出てきた品の一部だよ!

ということで、ボーリングで最下位になった人に贈る、景品という名の罰ゲーム。オタグッズ押し付け合い合戦の始まりだ。
 やかましいぞ外野。「えー」とか言うんじゃない。参加者には事前に告知はしておいたのだから。

ボーリングをするのは二年振りくらい。だけど、投げたら悪くても平均120くらいは行くので、メンバーがよほど上手い人ばかりでなければ、最下位は免れること確実だと考えていた。

よく覚えておきなさい。賭け事で必ず勝つ方法は何か。
 それは賭けの胴元になることです。

「計画通り」と心の中で叫んだ漫画の主人公。その端正な顔が歪む瞬間を思い出して、笑いを込み上げるのに苦労する。その日、その時まで、私は誰かにオタグッズを処分させる場面を頭の中にありありと思い浮かべていた。

結果(3ゲーム合計)
1位 Aさん 360点台
2位 Bさん&Cさん 340点台
ぶっちぎり最下位 やーちん 310点

なにこれ。
 平均を取ったら100をわずかに越えるくらい。
「自分で持って帰るってことですよねー」と、お持ち帰りコールが起こる。

「あたしたちを捨てるの? 捨てるの?」
 「ねえ、お願い捨てないで」
 下敷きのイラストが泣きすがる。あの日玄関先で見た子犬の姿が脳裏の奥から甦り、オタグッズと重なった。見る人がみたら「orz」と表示されるがごとく、私は膝を地面につき、土下座のように顔をうなだれ、倒れ込んでしまった。

かき集めてきたオタグッズを再び家に持って帰る。
 封を開けると、心なしか喜んでいるように見えた。

追伸(みなさま)
リアルから、そしてネット上から祝辞を頂き(なんとシャンパンまで貰った!)、ありがとうございました。今後も100万目指して行きますので、よろしくお願い致します。

もし見捨てても、オタグッズのように後ろからついてゆくよっ。

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[オタク]2007年11月 6日

友人に連れられてDreamParty大阪へ行ったのは、一年前の秋爽の日。
 その場で一目惚れするように買った白河ことり(ダ・カーポ/七尾奈留)のポスターをビームサーベル状にして、人の多い休日の大阪市内中で己を晒すように「耐えろっ、耐えろっ、これを抜ければ俺には桃源郷が待っている」と思いながら持って帰ったのが懐かしく思い出される。

やがて家に辿り着き、つばの広い麦わらのような帽子を被り、海辺を背にロングヘアーの少女が光に照らされているポスターを見つめながら、満面の笑みで自室の壁に貼るやーちん。傍目に見なくても十分キモイですこれ。

しかし、これを貼る時に一つだけ心に決めた事があった。これを最後のポスターにしよう、と。
 部屋と外見はオタクでなくていい。オタク分野は頭の中とパソコンだけで補える。
 そうだな、はがす時は一年後のドリパ大阪にしよう。

そして、その時。季節は巡り、再びドリパ大阪(秋)が開催された。
 七尾奈留のポスターを貼って一年が過ぎていた。
 一年も立てば約束は忘却の彼方でなくて、忘れる事もなく覚えていた。
 私は平面美少女の眼前に立つ。相も変わらず、青い海と空を背景に、陽の光を浴びた赤毛の少女が二次元の中で微笑んでいる。
 ??よし。

次のポスターが決まっていたら、1分もかからない作業。
 しかし、子どもが医者から注射されるのを、ちょっと待ってと言いながらそのまま10分以上もためらっているような、そんな気分が自分を支配していた。ただの作業なのに、ポスターをはがすことで自分の皮膚が剥がされるような、気持ちになる。

壁を見れば絵師は変われど、常に二次元美少女が側にいた。故にふつーの人を部屋に入れる事ができなかった。気付かなかったけれど、飾ってきたポスターは自分がオタクであると言う存在を主張していたいのかもしれない。

一時間が過ぎた。
 日焼けをしていない白い壁が現れた。代わりに飾るイラストは既にない。しばらくすると、日に焼けていない白い壁も周りと同じ色に染まるだろう。
「うむ。部屋片づけにとっては小さな一歩だが、オタクにとっては大きな飛躍だ」と、口にして私は満足気に壁を見渡した。


 ダイエット本が最近売れている、オタキング岡田斗司夫さんのインタビューが掲載されている新聞記事を思い出す。

(中略)でも、これからはそんなオモチャや本の"ダイエット"をしたいんです。ほとんど手放して、本当にすごいものだけを、三本くらいの棚にまとめて入れて、いつも目の行き届く場所に置いていたい。言ってみれば「オレは森に住みたいんじゃない。ガーデニングをやりたいんだ」って心境ですかね。
(2007年11月3日 『NIKKEI プラス1』より)

あの人程に知識も経験もすごいものもないけれど、それなりにオタグッズも増えてきた。オタクな知識は頭の中とパソコンのハードディスクにはいつでもいくらでも詰め込んでもいたいけれど、物は増えすぎた。
 自分の部屋のオタクである象徴を片づけられたんだ。後は楽なものだろう。

部屋からオタクなものが消えても、これからもオタクでいるとは思うしね。

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[雑記]2007年10月22日

「あんどーなつ」という漫画をご存知でしょうか。ここで取り上げるからと言っても萌え系ではありませんよ。
 主人公の安藤奈津(あんどうなつ)は和菓子職人。江戸時代から続く浅草の老舗和菓子屋「満月堂」が舞台です。若女将や腕の良い師匠の梅吉を始め、厳しくも優しい人たちに囲まれ、和菓子作りを通じてヒロインである奈津の心の成長を描く話です(※)。

新米の和菓子職人に振って湧いた話。それは新作和菓子を自分の手で作ってお客様に披露すること。和菓子を作り初めて僅か1年の身には荷の重すぎる依頼でした。「わたしなんかが……」とうつむく奈津に対して、師匠の梅吉が一喝します。「馬鹿野郎!」と。そして続くのが今回のタイトルです。

「やるかやらないかで悩むんじゃねぇ。どんな菓子にするかで悩め。それが職人の喜びなんだ」

和菓子だけじゃないよね。
 私も十代の頃から悩みを抱え続けて既に十数年経つのに、一向に減りません。悩みのテーマは時を経て変われど、一番多いのが「やるかやらないか」。既に起こってしまったことを後悔するのではなくて、これから起こるであろうことに、最大の不幸を想定して憂いてしまう。こんなこと言って嫌われてしまったらどうしよう、とかね。夜になって眠る頃には、よく考えてしまいます。自身に降り掛かるだろう——極論を言えば降り掛かるはずもない!——最悪の状況を。

この考え方って、自分しか見えていないのだよね。結局。
 しかも結論は決まっています。やっても失敗するか、できない。
 頭の中で結論が決まっている事に対して、延々とダメだできないと繰り返してしまうのです。少なくとも私はそう。

やるかやらないかは自分の内の問題。菓子を作るのは自分の外の問題。
 一つでも良いものを作るためにどうすればいいか方法を考える。そこに悩みはあっても、できないという不毛な結末を導きだすものではなくて、できる可能性について、頭を捻り知恵を絞って考える。

だからと言って明日からじゃあ俺これから「やるかやらないか」考えるのは止める! と宣言した所で内向きの悩みに捉われるのが精々です。よく似た台詞なら、既に何年前にも聞いた事がありますから。それでも、完全にマイナス思考を止められない事がこれを証明しています。
 これを書いている今でもどうしよう、こうなったらどうしようと悩んでいるものがありますから。

そんな自分にこう言ってやる。何度でも言ってやる。
 やるかやらないかで悩むんじゃねぇ。上手く行くにはどうすれば良いかで悩め。


※ 原作・西ゆうじ/作画・テリー山本 ビッグコミックオリジナル連載中。

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[オタク]2007年10月15日

水樹奈々の年末、大阪のチケットを持っている方知りませんか〜?
 買うよ〜、買わせて頂きますよ。


 10月13日の土曜日。『NANA MIZUKI LIVE FORMULA 2007-2008 supported by アニメロミックス』という、水樹奈々カウントダウンライブのチケット販売がありました。
 会場はグランキューブ大阪。収容予定人数は2700人。
 今の彼女の人気からすると小さすぎる場所でありました。そんな人気のチケットには一人で取りに行くのは無謀です。人海戦術と人脈が大事なのです。

そこで同じライブに行く仲間を集めました。魔物と戦うには仲間が必要なのです。一人でバラモスを倒すのは、大変苦労するのです。

ほら、彼女の代表曲にもあるでしょう。「力をあーわーせたっらー、やっとー、なんでもできるー♪」と言っています(POWER GATE)。歌詞の後半違うけれど。
 なんだか話がずれてきたような気もするが、一人でも成功すればこちらの勝ち。

という訳で、13日に入って私たちは人海戦術作戦を展開した。
 ある者は固定電話と携帯電話の二刀流を駆使し、ある者はネット販売を受け付けているホームページに陣取り、十時の販売に備えてパソコンのF5ボタンを連打する。
 またある者はコンビニの前のチケット販売機に並ぼうと思ったら、店が潰れていたので運のなさを嘆き立ちすくむ(私だ ※)。

※ その後別の場所に行って事なきを得たけれど。

それぞれの運命の地に立った人々が、時計を見る。時を待つ。
 三秒、二秒、一秒。
 午前十時を告げた瞬間に、始まるかと思った戦いは既に幕を閉じていた。

秒殺。
 人海戦術は午前十時からの電話規制の前に、あっけなく崩れました。恐るべき水樹奈々。ファンクラブに入っていても、取れないくらいだからねぇ。

ならば次はコネだ。人脈だ。ここからはこれまでに培ったオタク人脈が頼りです。そこで、水樹奈々関係の知り合いを思い浮かべてみようとしたやーちんさん。
 いねーじゃん!

いたとしても自分のチケットを確保している方ばかり。
 大見得切って「大丈夫大丈夫、必ず水樹奈々のチケット確保するから! 大船に乗ったつもりでどーんと構えてて!」と友人に連絡したのに、何このドロ船。最初から沈んでるやん。

格好悪いよ。
 チャンプに対して大口を叩き、罵り、反則の限りを尽くしたボクサー並に格好悪いよ。どうやって説明しよう。くっ! こうなるのだったら一年前に水樹奈々関係のエライ人と友人になっておくのだった。今さら後のカーニバル。友人の口癖だったそんな言葉が頭の中をよぎっていた。

しかし、こういう下心みえみえの目的で友人になろうとしても、大抵失敗するのですけどね。仕事のように互いに会って話す事があって、その場だけを取り繕うことはできる。だけど、その後が続かない。晴れている時に傘を差し出し、雨が降ると引っ込めるのがビジネスだとしたら、友人関係はその逆をゆく。
 ビジネスのように下心を隠して人心掌握できる方法があればいいのだけれど。わたしゃそんなに器用じゃありません。ただ、五年前くらい前の自分に比べたら、少しは進歩したことにしておこう。

水樹奈々のチケット情報があったら、全力で教えて下さい……。

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[ウェブ制作・運営]2007年10月 3日

半年前から「魔法少女リリカルなのはStrikerS」の感想と英語聞き取りの更新を始め、ようやく終了(公開はまだです)。
 しかしこれも、自分が好きだから始めたのにいつの間にか書かなければならない義務が生じていた。必死になって作っていたファンサイトもそうだ。好きな声優をずっと応援してゆけると信じていた。

本当に好きなままであれば今も興味津々で書き続ける事ができるのだろうけれど、好きのレベルが少しでも落ちて、自分にとって書き辛くなれば更新は即座に義務へと変わる。

なぜ義務かって。
 止めるのが怖いから。もっと突き詰めると更新を止めるとアクセス数も止まるのではないかと思うから。このサイトも、一日数千アクセスに達することが何度かあった。サイトに一日何人来てくれるかを気にする管理人やブロガーにとって、アクセスカウンタが壊れたかのように数分単位でカウントされる凄まじい勢いを知ってしまうこと。それはこつこつ運営してきた人にとってはご褒美でもあり、甘い罠でもあった。

私も罠に嵌ったのは言うまでもない。もっと面白いことを書かなきゃ、もっと更新しなきゃ。アクセスが上がったのに、再び何の変哲もない管理人生活に戻ってしまうのではないかと心を砕いた。

不安から逃れる事はできなかった。
 楽しいから更新する。ではなくて、アクセス数を落とさないために更新するというジレンマを抱えていた。すなわち、サイトで一度始めたことは最後までやり遂げる。声優のライブやイベントに行ったら感想を書かねばならない。最低でも一週間に一回は日記をつけないとならない。
 自分で作った手枷足枷は、いつの間にかほどけない程に私の周りに絡み付いていた。

枷が取れたのはほんの数日前。
 感想書きが全て終わった後だった。既にWONDER-NETファンブックは半年前に終わらせていたので、もはや何もする必要がなくなったことに気がついた。同時に肩の力も抜けた。数年間、アクセス数に振り回されてきたんだ。本末転倒はそろそろ終わりにしないか、という声が聞こえてきそうだった。

??自分の好きなものを、好きな時に書きなさい。
 それはブログを始めたけれども、何を書けばいいか分からない初心者に私が贈った言葉。
 なんだ、もう答えは最初から決まっていたじゃないか。


 閉じこもった空気を外に逃がすために、部屋の窓を開けた。十月特有の青く高い空が広がっていた。成すべき事を終えて一回り成長した主人公を映す、アニメのエンディングのよう。
 さあて、これから何を書こうか。

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[サイト人探訪]2007年9月20日

今回はいつもの日記から趣向を変えて、久々のオリジナル企画ものです。

リンク先のサイトから選んで、Happy-go-Luckyの管理人・やーちんが直接会いに行き、自サイトについて語ってもらう企画。それが「サイト人探訪」。今回はGET THE FUNC OUT!のリベロさんに、初のアルコール入りインタビューをしてきました。

10秒で分かる「GTFO!」
 日記サイト+エロゲーのレビューが中心。一番人気のコンテンツは日記とイベントレポート。
 サイト名の由来は本人が大好きな曲「GET THE FUNK OUT!」(EXTREME)から。よく見ると一字違います。
 ハンドル名は大学の飲み会で、サッカーで言うとどのポジションだと聞かれて「リベロ」と答えて定着した。今では親にすらリベロと呼ばれる始末。
 サイト開設は2002年。サイトの略称は「GTFO!」。
 一日150〜200前後のアクセス(2007年時点)。



続きを読む: サイト人探訪『GET THE FUNC OUT!・リベロさん』
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[オタク]2007年9月 7日

全く売れなかったらどうしよう、というのは杞憂でした。
 9月2日のSUPER COMIC CITY、買いに来て頂いたお客さんと話したり、差し入れを持って来てもらった友人と喋ったりしてまったりと過ごしていました。ありがとうございます。

一人で店番をしている時には、往来を行く腐女子の姿を販売ブースから眺めていたのですが、これがまた新鮮です。まず、周りを見ると男がいない。

いつも自分たちが行っているイベントというのは男が9、女が1というような比率であり、それに慣れているものですからオタクに女の子は少ないものだ、という固定観念ができてしまっています。しかしこの種のイベントでは比率に直すと女が95に対して男が5。凝り固まった常識を解きほぐそうにも衝撃を受けるだろうほどの逆転の比率。なんですかこの逆Aice5ライブ状態は。女性声優のライブに行きたくても行けない女の子の気持ちが少し分かったような気がしました。

事前にやーちんさんは言われましたよ。
「そこで腐女子と知り合いになってくればいいんじゃない」と。
 うん、自分もそう思ったことは否定しない。しかし結果は何もできませんでした。

いったい君たちはどこに住んでいてどこから現れてきたのだい? 本当はエキストラなのじゃないのかい? と半ば呆れながらも同人誌を買い漁るという目的を達成する為には男性向けである私のブースなど目もくれずに回る彼女らのパワーに圧倒されるばかりだったのです。

確かに会場には『コードギアス』の二次創作本は山程ありましたし、『テニスの王子様』の弾けっぷりについてもそれなりに語り合う事ができるでしょう。しかしその話の中身は、誰々受けとか攻めとかが中心で、このキャラクターのこういう行動が良くて、このストーリーがいいよね、と話す場ではないように思います。
 そこに存在するのは深くて遠い溝。腐女子とオタク男は話はできるけれども、共感を得ることは稀ではないでしょうか。男性向け、女性向けのジャンル分けとは良く言ったものだ。

オタク趣味とは言いますが、萌えを求める男とBLに走る女の市場は交わることがなく、互いに歩み寄らなければ平行線を辿るばかりです。

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[オタク]2007年8月 1日

友人から電話があった。
 友人の彼女が「一度本物のオタクを見てみたい」という理由で、今から二人でやーちんの家に行ってもいいか、と問う内容。俺は動物園か? とも思ったが、了承する事にした。

酒を一気飲みしてから会おうかと思ったけれど、初対面の人相手にそれもどうだろうか、と考える間に家の前まで来てしまった。もちろん、家の部屋には入れない。絶対防衛ラインである玄関前で少し話すことにする。

オタクではないけれど、メイドに少し興味がある娘だった。
 どこのメイドカフェに行ったのですか等と、ある程度会話が通じるのがまだ救われる。しかし、開始10分もすると、既に沈黙が場を支配しつつあった。助け舟を求めるように私は友人の様子を覗き、檻の中の動物に飽きたかのように、彼女は時計を見る。
 友人は、我関せずと言った風情で携帯を弄っていた。


 仕方がない。
 無理矢理メイドネタを続けることにした。それも、馬鹿の一つ覚えのメイドカフェ巡りの話を。
 背中から冷汗が出るのが良く分かる。相手はオタクではないのにも関わらず、メイドがちょっと好きというだけでこの話題を選ぶ、いやそれしか選べなかった自分の拙さにはあきれ果てるが、くらえ伝家の宝刀!

「メイドカフェって言ったら、一度全店制覇し……」

携帯の手を止めて、友人がやーちんの方を向く。
 口を開けたそうにしている。オマエナニイッテンダ、と目を見開いて訴えかけていた。

「へーすごいですねー」
 感情のこもっていない声で彼女が答える。顔を見ていれば、明らかに引きつっていたかもしれない。

次第に寒々となる空気の中で、また日記のネタを作ってしまったと思う辺りが、もう聞き上手とか話下手というレベルではないだろう。だけれども彼女に対して、オタクの印象を最悪にしてしまったということだけは後悔している。


 ネット関係等、自分の興味がある分野にだけはまし、ということが改めて分かる。まさか年中アルコールの力に頼る訳にも行かないし、苦難は続きそうだ。



[オタク]2007年7月19日

(前回のあらすじ)豪雨の中、某声優が出演しているプラネタリウムの番組を愛知県まで見に行ったやーちん。もしかしたら「北へ。」のように新たな出会いがあるかもと期待して。

アフィリア魔法学院/冊子

プラネタリウム投影終了後は、まっすぐ名古屋のアフィリア・ダイニングへ。

魔法使いの女の子に扮したウェイトレスが給仕する、いわゆるコンセプトカフェの一種だ。客は魔法学校の生徒(先輩)、ウェイトレスは同じ学校の後輩、という設定。つまり「やーちんセンパイ」などと呼ばれる訳だ。東京は池袋のアフィリア魔法学院、大阪は日本橋のアフィリア・キッチンズと同様の店がある。

それだけなら普通の店なのだが、ここは入店すると恐ろしい魔法が常にかけられる。
 それは「財布が軽くなる魔法」。
 値段が高いのだ。一度行くと、一時間でCDのアルバムが一枚買えるくらいの金がなくなってしまう。(基本料金がかからない安いタイプもあります。ポイントたまらないけど)


 しばらくするうちに席に通される。そして、隣席の客と話しているウェイトレスがいた。
 どうやら、隣のグループも大阪から名古屋に来ているようで。

「私、日本橋に行ったことあるんですよ! メイドカフェにもすごく行ってみたくて、もう一日で7店も回っちゃったんですよ!」と話すウェイトレスに、隣で聞き耳を立てていた私、絶句。

すいません。こんなどーしようもないオタクですいません。
 一日で14店回ったなんて、恥ずかしくて言えません。
 一緒にいたラジオの相方は「ふっ」と勝ち誇ったような顔をし、私は「もうあかん」と、テーブルに顔を埋めて突っ伏していました。

さらに自分たちも大阪から来たことを告げると、そのウェイトレスから「隣の席の方も大阪からなんですよ〜」と紹介され、あまつさえ隣席から「日本橋で見覚えがある気がします」とまで言われるやーちん。今日はプラネタリウムを見て、アフィリアによって、地酒を飲んで、時間があればきしめんでも食べて帰ろうと思っていただけなのに、なぜこうなる。


 ああ、確かに旅先の出会いはあったよ。
 魔女っ子ではなく、鮮魚店の看板娘でもなく、殿方だったのだが。
 私の「らららホップステップ東へジャンプ計画」は、淡い期待をも残さずに、アフィリアに払うお金のように儚く消え去ってしまった。

だが、互いの席の偶然を結びつけたこと。
 それが魔法使いの後輩からかけられた「魔法」だったのかもしれない。

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[オタク]2007年7月17日

「事件はプラネタリウムで起こっているんじゃない、地球で起こっているんだ」という台詞で今作は始まる、愛知県は安城市文化センターのプラネタリウムの番組「迷?探偵クリスPart5 地球SOS!」に今年も堀江由衣が出演。
 ということで降りしきる雨の中、関西から中部地方まで、ラジオの相方であるKomaさんと小旅行をしてきました。


 こういう旅先でさ……と相方が話を切り出す。
 ある鉄道オタクの話で、旅先で出会った女の子と恋に落ちて、そこから遠距離恋愛の関係が始まったそうな。
 分かってる。うん。きっと都市伝説。
 なんだその「リアル北へ。」は!

もしかしたら億に一つくらい、俺にだって旅先で鮮魚店の一人娘との出会いがあるかも(「北へ。」)と期待しつつ、「らららホップ! そしてステップ! 東へジャ〜ンプ♪」と、雨脚が強まる安城市街へ機嫌良く踊りだす。

そんな二人を見かねてか、天も呆れ顔で雨は次第に豪雨となり、手にした鞄や靴がずぶ濡れになる頃に安城市文化センターへ到着した。
 しかしこんな雨の中でも客はやはりいた。すわ、同類か! と周囲に目をやると。

「おとーさーん、これなーに?」と、十にも満たない幼女の声がした。
 家族連ればかりじゃないか。
「雨ニモマケズ、風ニモマケズ、サウイフワタシハ、ジンセイ二マケタ」などと思いつつ、投影番組を楽しむことにした。(後編「アフィリアの魔法使いたち」へと続く)

今作はちょっと大人になった(=理不尽にキレることがなかった)クリスが温暖化現象について考える回。星と関連する部分は少ないですが、入場料50円ではもったいないくらいの出来となっています。
 キレ者・迷探偵クリスにほっちゃんが(2006年)

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[雑記]2007年7月 5日

生来の気質ゆえか、話すのが大の苦手な私は、それでもなんとかしたいと煩悶しています。
 馬鹿だな、そんなの聞き上手になればいいんだよ。とよく人から言われ、本にも書かれ、あまつさえはネットにまでそんなアドバイスが流布されています。

そうだな、話せなくても大丈夫。聞き上手になればいいんだ。
 よーしボク今日から実践しちゃうぞーとやってみるのですよ。

「……」(やーちん:聞くのをスタンバイ)
「……」(相手は話す気がない!)

沈黙は続く。みんなウソつきやぁ!

聞き上手というのは、相手が喋ってくれる関係にならないと意味がないと思いませんか。そして、そんな関係ならば既にコミュニケーションを心配する間柄でもないのです。

では、そこに至るまでには「相手が思わず話したくなるような気の利いた問いかけを繰り返す」のが効果的なのですが、それに言及しているような——どうすればそんな問いかけができるのかを知れる——アドバイスは見聞きしません。精々が「もっと喋りかけるんだ」と、答えになっているのやらいないのやら、精神論ともいえるものでしかありません。

困ったものだ。



[雑記]2007年6月13日

最近の更新は、なのは感想、ラジオ、なのは感想、なのは感想と続いたので、ふつーの日記を書くのは実に二週間ぶりですね。お久しぶりです。

6月4日は虫歯予防デー。という理由からではありませんが、このところ歯医者に行き始めたのですよ。

新築のビルの中に入ると、綺麗なおねーさんが受付におり、最新の設備が並ぶ歯科医院。
 中に入るのにドキドキするのは、これから始まる治療の苦痛を思うだけではないでしょう。
 少し待って、治療する場に入ると、嫌な金属音を和らげるかのように邦楽ポップスが流され、何人かがベッドに横になり治療を受けていました。

そして治療開始。
 治療の合間に、まず流れてきたのは堀江由衣の「DAYS」。
 まあありますよね。この前「HEY! HEY! HEY!」に出ていましたし。

歯に穴を開けられています。
 次に流れてきたのは、水樹奈々「SECRET AMBITION」。
 まあありますよね。オリコン2位だし。普通に邦楽ヒットチャートに出ていますし。

詰め物をされます。
「あーいまーい3cm それぷにってコトかい♪」

ちょっ!
「やーちんさん急に飛び起きないでくださいねー」
 どんな歯科医院やねん。
 さすがに三度連続で続くと、疑ってしまう。もしかしてこの選曲、先生の好みですか?

さて、全部曲が分かってしまったオタクの方たちに贈ります。
フィンランドには「オタクやぁー」という所在地があるそうですよ。

Shitaya-webブログ「A Letter from Helsinki」より)



[オタク]2007年5月23日

米焼酎「月は東に日は西に」
 こんなものを通販で買ってみた。
 米焼酎「月は東に日は西に」。

オーガストから出ているゲーム「月は東に日は西に」と全く同一名の焼酎だ。江戸時代の俳人、与謝蕪村が大元であろうけれど、今は「はにはに焼酎」と呼ばれているそうだ。

オタクの間だけで。

初めてこの焼酎を飲んだ居酒屋でも、和装の店員さんが「はにはに一丁」と元気よく注文に応じていた。

その時から、自分の心の中に「はにはに焼酎」が住み着き、仲間内での合い言葉となり、製造元へ行こうと思ったけれど時間がなくて諦めて、それでも欲しくて自分で買い求めるようになった。

 ゲームの「月は東に日は西に」は一度もしたことがないのに。


グラスの絵柄は気にしない

憧れの焼酎は、注文した後ラジオの収録まで封を開けずに取っておいた。第2回ネットラジオのネタとして、ラジオの相方と二人で乾杯している。グラスにゲームとは全く違う某魔法少女の絵が描かれているが、気にしないように。

少し甘い味が口の中に広がる。

ラジオ収録の後、一人でちびちび節約して飲んでいたつもりが、一日にして空にしてしまう所だった。格別な味という訳ではないけれど、名前につられて購入した一品は面白かった。

世の中にはまだまだまだまだ自分の知らない酒がきっとあるはずだ。名前で選んだ馬券が当たったりするように、たまには洒落で選んでみるのも悪くない。



[オタク]2007年4月30日

家に帰るとお見合いを勧める葉書が来ていました。
 早い目に手を打った方が良いのでしょうか。どうもやーちんです。


 よく私は自分のことを「一般人」と呼んでいますが、どうやら世の中そうとは思ってもらえないらしく、私のことをオタクだとか、メイド必死系だとか、あまつさえ「Z軸がない」と呼ぶ訳ですよ。

Z軸がない、というのはどういう事かと尋ねてみると、空間認識にはX軸とY軸とZ軸の三つが必要だそうで、奥行きを示すZ軸がやーちんにはない、という理由からだそうです。
 ああ、平面大好きということですか。二次元万歳という事ですか!

でもね。世の中は広いのですよ。

サイト持ちのオタクを数年以上続けていると、色々な人と出会います。
 平面グッズ収集に500万円以上かけている人や、毎日数店のメイドカフェへお帰りし、どこへ行っても顔を覚えられている人。アイドル声優のシングルを100枚単位で購入する人(※)だっているのです。私は言われましたよ。「なぜCDを一枚しか買わない?」と。
 私は漫画のように口をぽかーんと開けたまま、返す言葉はありませんでした。
 き、極めるとはこういう事なのか。

 こんな人たちから見ると、私はさぞや普通の人に見える事でしょう。昨日も服を買ったしね。

※ 同じシングルを100枚単位で買うそうです。つまり、1回CDを買うと10万円以上の費用がかかることになります。余ったCDはどうしているのだろう。怖くて聞けませんでした。



[雑記]2007年4月 8日

知人が出演するミュージカルを見に行った。
 幼い頃から芸能分野で活躍することに憧れていた彼女が舞台の中央へと進む姿は、ひとつの目標を達成した道標となった。彼女は自分の夢と目標を周囲の人たちに伝えていた。その目標のひとつひとつを順番に達成して今は、ミュージカルでの役を演じ、歌う。


 翻って自分の身はどうだろうか。
 不言実行でなくてもよい、有言実行であったかと考えると、中々思いつくものが少ない。ただ、例のファンブックに関しては回りに「やる、必ずやる」と言っていたので、途中何度もへこたれて止めようかと思ったけれど公言した手前、後には引けない。
 周知の如く、最終的には本当に本となって同人誌発行ができた。これもひとつの実現例には違いない。

ひとつの目標を達成した後、私は周りの人たちに「次は自費出版ではなくて、ちゃんとした本を出す」と言い始めた。
 それは、ずっと昔から憧れていた、物語を書くということ。
 夢は思い続けるだけでは叶わない。
 目標を持って、努力をしても叶わない事は、珍しいことではない。
 
 幼い頃から願い続けて、誰にも言わず叶えられなくて、今は忙しさに紛れて忘れ去ろうとしていたこと。だが、それでいいのかという気持ちが持ち上がっていた。
 そして、私も公言するようになった。「必ず自分で書いた本を出版する」と。

 
 舞台の上で朗々と歌い上げる彼女の声と姿は、誰よりも凛々しく輝いていた。
 これからも少し上の目標と夢を持ち続け、本格的な芸能活動に入るのだろう。

夢を叶えるというのは、諦めないこと。目標を持ち続けるということ。

地上から見上げる星は遥か遠く、手を伸ばせど掴めやしない。
 だけど、いつか届く、届いてみせる。あの星の元へ。

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[旅と舞台探訪]2007年4月 1日

4月1日と言えば!

「魔法少女リリカルなのはStrikerS」の放送日。公式イベント「リリカル☆パーティー3」も行われるので東京へ民族大移動を行っている方もいる。エイプリルフールなので、サイトに嘘を仕込むのに必死な人もいる。しかし、ひとつ忘れてはいけないものがある。

そう、我らが木之本桜ちゃんの誕生日。
 当時、「カードキャプターさくら」で世の男子諸君の心をわしづかみにしたさくらちゃん。私も一時「あんな子が嫁になったらなぁ」と書いた記憶があったことを思い出す。彼女は永遠の10歳ですが。

2007年4月1日は日曜日。東の菜の花に西の桜が負ける訳にはいかないんだよ! と「リリカル☆パーティー3」に無駄な対抗心を沸き起こしながら私たち一行はある場所に向かっていた。
 木之本桜ちゃんの誕生日を祝うために。

JR木ノ本駅


滋賀県は木之本町へやってきました! ある意味聖地なのだろうか。
 まずはお約束のこのネタをやってみましょう。

木ノ本さくら


(元ネタ:ムーンライトゆかりん

写真を戦果のようにして、木ノ本駅前へ集まる一団。明らかに怪しい。
「よーし、これで写真も取れたし満足。後はふつーに観光しましょうか」
「ちょっと待った! 今日はさくらちゃんの誕生日なんですよ? やーちんさんともあろう方がそこで満足していいのですか?」

「や、自分はサイトの『エライ人』じゃないし、十分満足です」と言いかけたのを思いとどまると、そこには驚愕すべきものが並んでいた。全長140cm、等身大のさくらちゃんの特大スタンディが、可憐な衣装とつぶらな瞳が私の方を向いて微笑んでいた。

「これでさくらちゃんの愛を語るのです。勝利への鍵は今ここに!」
「ちょ、ちょっと! これは凄すぎですって。これをやっちゃったら警察から職務質問されますよ!」
「絶対大丈夫だよっ。その時は職業カードキャプターと言えばいいですっ

大丈夫じゃねぇ。
 駅前でも人はまばらだが、ちらちらとこちらを見ているのが手に取るように分かる。木之本町はのどかな田園風景と山林が広がる町だ。そんな所に私たち二次元と三次元の狭間を行き来する人たちがくれば、噂はあっと言う間に山野を駆け巡るに違いない。

旧木ノ本さくら


結局やっちゃう訳だ。こちらは旧木ノ本駅。
 本当に職務質問される前に、私たちは写真撮影を終えてそそくさと退散した。


続きを読む: 木之本町で桜ちゃんに愛を叫ぼう


[丹下桜]2007年3月17日

「げんしけん」で、主役のヌルオタ・笹原が会長に就任して立てた目標が「(大学のサークルで)同人誌を作る!」でしたか。後に「言ったからには実現しなくてはならない」と色々と突っ込まれますが、そのツッコミを自分が噛みしめるほどに味わう事になるとは思いませんでした。


 口を開けば後悔ばかり。
 自分の言った事には責任を持ちましょう。

「WONDER-NETファンブックなんて作れば面白いよねー」と、口からでまかせで始まった企画が、ついに本になりました。そう、WONDER-NETファンブック「Cheerio!」ができました! タイトルがどこか某カードキャプターと似ている事は気にするな。同じ桜だ。

昨日、やーちんの元に段ボールが。

100冊分の箱




どーん! 100冊だー!

表紙。並べてみた。


表紙だー!

ちょっと中を開けてみましょうか。

中身1


こんな感じで。

中身2



B5版で92ページあります(表紙含む)。

中身3


ページの最後の方。

中身4



各項目名は、「SAKURA'S History」、「SAKURA'S CHAT(SAKURA'S CHAT採用ランキング含む)」、「LIVE WONDERを行く」、「WONDER-NET楽曲感想」、「言葉の花束を、きみに」となっています。




オフセ本って何? コピー本って何? という知識からよくぞここまで。製本されたファンブックを見た時には、涙腺が緩むかと思うほど感激しました。中をめくって、派手な書き間違いをひとつ見つけた時には落胆もしたけれど。

でも。
 声優系同人というジャンルが同人誌に存在しますが、その大手サークル相手にウチのファンブックは、表紙も中身も、一歩も引けを取りません。WONDER-NETファン、さくらさんファンなら必見。WONDER-NETファンブック「Cheerio!」は、それだけ自信を持って言える完成具合です。

制作に携わったみなさま、アドバイスを頂いたみなさま、ご協力ありがとうございました。あなたたちがいなければ、この本が日の目を見る事はありませんでした。

今なら言えます。この勢いで「Cheerio!」を持ち、コミケの声優島に殴り込みをかけると。


 自分の言った事には責任を持ちましょう。

※ 追記
2012年現在、ファンブックの在庫は十数冊あります(1冊800円です)。購入希望の方は、私宛にメールを送って下さい。

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