全日本プロレス11日の長野・ホワイトリング大会で3冠ヘビー級選手権が行われ、王者の船木誠勝(43)が征矢学(27)の挑戦を退けて3度目の防衛に成功した。東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞選考会ではあえなく落選した船木は、その屈辱が至宝死守への追い風になったことを告白。世界タッグ王座との“5冠奪取”を誓った。
船木が鬼神と化した。右脇腹を負傷中の征矢にミドルキックを乱射し、容赦なくヒザ蹴りも突き刺していく。
ワイルドボンバーを食らいながらも決定打は許さない。最後は一撃必殺のハイブリッド・ブラスターで完膚なきまでに叩き潰した。試合後には元横綱曙(43)とジョー・ドーリング(30)に挑戦表明された。船木は2人の勝者とV4戦を行うことを即断した。
負けられない理由があった。プロレス大賞での無冠だ。船木は殊勲賞と技能賞にエントリーされたが、いずれも落選。「技能賞にボクが入ってる方が違和感を感じる。技能と言ってもみんなとは違うんで」と個人賞へのショックはなかった。しかし、年間最高試合賞を逃した現実が胸に突き刺さった。
ベストバウト候補に船木対秋山準の3冠戦(8・26大田区総合体育館)も挙がったが、ノミネート止まり。1回目の投票で0票に終わり、あっさりと姿を消した。
「個人的に秋山選手との試合は今年一番だった。引退した後にも忘れられないと思う。ベストバウトは取りたかった…。目指すべきはベストバウト。何だかテストで0点をつけられたみたいです。もっといい試合をしていかなくちゃいけないと思った」
しかも、船木が存在価値を全否定してきた征矢と大森隆男(43)の「GET WILD」は最優秀タッグ賞を初受賞。船木は「あれが最優秀なら業界のレベルが下がった」と征矢への敵意をムキ出しにした。結果、3冠を守り抜く原動力につながったわけだ。
船木は河野真幸(32)とのコンビでワイルド軍が持つ世界タッグ王座奪取に決起。「取ったらワイルドは解散。5冠王になる」。船木の逆襲が始まった。
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