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柔道事故 元指導者再び不起訴
12月14日 21時10分

4年前、長野県松本市で柔道教室の練習中に当時小学6年生の男の子が重い障害が残るけがを負った事故で、書類送検されて不起訴になったあと、検察審査会が「起訴相当」の議決をしていた元指導者の男性について検察庁は改めて捜査した結果、再び不起訴としました。

平成20年5月、長野県松本市の体育館で開かれた柔道教室で、当時、小学6年生の澤田武蔵くんに投げ技をかけて重い障害が残るけがをさせたとして元指導者の39歳の男性が業務上過失傷害の疑いで書類送検されました。
長野地方検察庁は、元指導者を不起訴にしましたが、長野検察審査会はことし7月、「より危険の少ない技をかけることにより事故を防ぐことはできた」として起訴相当とする議決をしました。
これを受けて検察庁は、改めて捜査しましたが、14日、「障害が残るけがを負うことを事前に予測できた可能性は低かった」として元指導者を再び不起訴としました。
検察審査会は検察庁からの通知を受けて、改めて審査を行うことになります。

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