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国際
米政府、中国に「懸念」伝達 尖閣領空侵犯問題
2012.12.15 09:22
[中国]
【ワシントン=犬塚陽介】米国務省のベントレル報道部長は14日の記者会見で、中国機が沖縄県・尖閣諸島周辺の日本領空を侵犯したことについて、米政府が中国政府に「懸念」を表明し、尖閣諸島が日米安全保障条約の適用対象であることなど、従来の方針に変更はないと伝えたことを明らかにした。
ベントレル部長は「緊張を高める行動を避け、周辺地域の平和や安全、経済成長を妨げかねない誤算を防止することが重要だ」と懸念を示した。
一方で、尖閣諸島に関する米国の政策や取り組みは「長期間にわたるもので、変更はない」と述べ、中国側にも明確な形で伝達したという。
ヌランド報道官は13日の記者会見で領空侵犯について質問を受けた際、米政府の方針は従来通りで「新たに言うべきことはない」などと述べ、それ以上の言及を避けていた。
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