佐賀新聞は僕に恨みがあるんでしょうか。市長選出馬のときは、当時の古賀記者には、その報道を巡ってだまされるし、市民病院の民間委譲の際には、かなり、デフォルメされたり、そりゃまあ、いろいろありました。
僕にも責任があります。そりゃ、言いたい放題だし、詰まっていないものを勢いで言いますので、その扱いには困るというのも良く分かる。 が、それでも、やっていいことと悪いことはあります。それが、今朝の佐賀新聞。 これって? 蘭学館が閉鎖? 蘭学館の持つ機能は、昨日の吉川市議の質問の場で申し上げた(49分40秒過ぎ)んですが、あくまで、見せる内容、そして、展示スペースも拡張するというもの。そういう意味では、見出しを含め、淡々と事実のみが書かれている西日本新聞は正しい。方針変換という批判はそりゃ受けます。 一方で、佐賀新聞は、記事そのもの(これは正しい)と見出しが乖離しすぎ、蘭学館が閉鎖なんてとんでもない。もし、蘭学館の中、今度、CDとDVDを置きますが、百歩譲って、この蘭学館の中身の資料や展示物を捨て去るとかね、どこか違うところに置けば別ですよ。 この中身を、きちんと、図書館の中の展示室に置くとあれだけ言っているのにもかかわらず。かつ、担当記者の横尾さんからは、昨晩、選挙応援でぐったりしている21時過ぎまで、取材を断続的に受けてました。重ねて言いますが、僕は横尾さんの書いた記事にいちゃもんは付けてません。見出しです、見出し。 今日、議会でも言いましたが、武雄市役所は公費で佐賀新聞をとっていますが、記事に訂正がない限り、やめますし、私もやめます。もう、読む気がしない。あれだけ、取材協力して反対のこと書かれたらたまらん。批判はあっていいんですよ、批判は。嘘や誹謗中傷はいけない。 また、これも答弁しましたが、今後、佐賀新聞の一切の取材もお断りします。僕はこう見えて、あまり怒らないんだけど、マスコミの権力のもとに、こういった見出しを付けること自体、僕は許せません。 佐賀新聞の反論を聞きたいものです。しかし、この新聞、社説を真っ向批判したときも何の反応も無い。 今回は反論その他お待ちしています。 以上。 ※このブログはトラックバック承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by メキシカンな歴史監 at 2012-12-13 06:49 x 「蘭学館」という単体の施設(場所)が無くなるのですから、 「閉鎖」という言葉が使われても当然であり、なんらおかしな点はないと考えます。 私も当時を詳しく知りませんが、建設当時に色々と検討された由来のある施設ですよね。 由来には一切触れず火曜日の市議会で「設計ミス」と言い散々にけなした市長の姿は悲しく映りました。 現在展示されている蘭学資料は、企画展示室とメディアホールに移すとのことですが、 その分企画展の自由度は格段に下がりますし、現在の蘭学館に展示されている資料のうち、 どれくらいのものが展示できるのかもわかりません。 どのみち所詮は間借りしている状態に過ぎず、企画展示室やメディアホールを犠牲にした上で 「ここが蘭学館です」と主張したとしても非常に空虚に響きます。 新庁舎に新しい蘭学館を作るという計画も披露されましたが、新庁舎の話自体が まだまだ議論中であり、完成するとしても恐らく2015年くらいにはなりますよね。 そんな状態なのに「新蘭学館を作るから閉鎖じゃない」と言われても全く説得力がありません。 [続き1へ] Commented by メキシカンな歴史監 at 2012-12-13 06:50 x [続き1] 「蘭学館」は改修工事前の2012年10月31日をもって「閉鎖」されたこととなり、 蘭学関連資料・史料は数年間は企画展示室等に間借り展示。 樋渡市長の計画通りに進むならば数年後の新庁舎の完成と同時に「新蘭学館が開館」する。 今回の件は、そういう解釈のほうがむしろ現実的であり一般的ではないでしょうか。 佐賀新聞に落ち度はなく、地元の歴史研究会に取材して記事を書いている点を見ても、 むしろ佐賀新聞のほうが現実を見据えた非常に良い仕事をしたと、私は評価しています。 失礼ですが、今回の件については樋渡市長の言葉は、ただの言いがかりにしか見えません。 都合の悪いことを書かれたことをごまかすために逆上して見せているようにしか思えません。 [続き2へ] Commented by メキシカンな歴史監 at 2012-12-13 06:50 x [続き2] 地方の歴史資料の置き場に来場者が少ないのは、むしろ一般的なことでもあり、 それでも貴重な資料や地元文化の継承、あるいは観光資源として維持することが重要です。 そもそも蘭学館で問題とされている点は「展示が変わらないので来場者が少ない」ですよね? なぜ現在の蘭学館スペースで抜本的な展示の改善をしようとなさらないのですか? 改善検討をろくにせずにTSUTAYAの有料レンタルスペースにするというのは乱暴な話ではないですか? 市民アンケートでは、レンタルが有料か無料か明記されておらず曖昧でした。 有料のレンタルなら市内にも他の店舗がありますが、今更市民がそんなものに期待するでしょうか? 市民が真に望んでいるのは図書館で無料で借りられるCDやDVDの充実なのではありませんか? 「広さに問題」とありますが、結局のところ新図書館計画を急ぎ過ぎて無理があったために 蘭学館が犠牲になっているだけではありませんか? なぜCCC社の有料営業にそこまで便宜を図るのですか? [続き3へ] Commented by メキシカンな歴史監 at 2012-12-13 06:51 x [続き3] 佐賀新聞の記事では、地元の歴史研究会の方も閉鎖の件を知らなかったと書いてありますね。 なぜ事前にそういった市民の皆様に相談なさらなかったのですか? 歴史資料の保存は、自治体だけでなく民間の活動も非常に重要です。 また、これはツイッターで知りましたが、歴史資料館の開館が図書館より1時間早いのは、 観光客が朝一番で訪れることができるようにとの観光協会からの要望だったそうですね。 今回の蘭学館を閉鎖する件について、観光協会とは事前に話をなさったのでしょうか? 今回の閉鎖にせよ、蘭学館を別の場所に移すという件にせよ、色々な面から見て 観光資源としての価値がしばらくの間は少々落ちるとも考えられます。 今後の改善案も色々と検討されているようなのでそこに期待したいところですが、 新庁舎に蘭学館を置く場合、観光資源として休日の開館はできるのか、 人員確保も含め、運営コストはトータルで上昇するのではないか、といった点も気になります。 改善や移転にも費用がかかりますよね。 [続き4へ] Commented by メキシカンな歴史監 at 2012-12-13 06:59 x [続き4] 11/15の市民説明会では「蘭学館は残すんですよね」という市民からの質問に対し 教育委員会は「蘭学館は改修予算には入っていない」と回答したそうですね。 閉鎖の件も検討なさっていたため残すと明言しなかったのでしょうか? 月曜日の市議会での谷口議員の質問では、教育委員会は「蘭学館については回答できる環境にない」と 答弁していたのに、翌火曜日の吉川議員の質問で突然今回の蘭学館閉鎖が発表され、 イメージ図まで披露されたのは何故なのでしょう? このような回答と突然の方針変更が、市民や議員を馬鹿にした行為であることはわかっていますか? 「閉鎖」になるとわかっていたなら、図書館が長期休館に入る前に一度訪れてみるべきだったと 悲しんでいる市民もいることでしょう。 これらも踏まえると、蘭学館を閉鎖して有料レンタルスペースにし、12月市議会で 条例改正まで行うというのはあまりにも検討不足であり、後に禍根を残すことにもなりかねません。 中止して全市民的に再度検討したほうが良いのではないでしょうか。 有料レンタルスペースなど、その結論が出るまでは存在しなくても良いと思いますが。 長々と失礼しました。 Commented by メキシカンな歴史監 at 2012-12-13 17:11 x 批判的なコメントにも関わらず承認して頂き感謝致します。 良い機会ですので、もう少しコメントさせて頂きます。 今回の図書館計画は、何もかもが突然決められたり覆されたりしています。 CCC社への委託自体もそうですが、5ヶ月館の長期休館も突然の知らせでした。 7月議会までは2億5000万円という目安が示されていた改修費用も、 7月議会直後のニコニコ生放送で「5億円程をCCCと折半するつもり」と発言され、 その上9月の市民アンケートが終了した直後に突然武雄市だけで4億5000万円と ほぼ倍額の予算が発表され、市民が驚く中そのまま可決されてしまいました。 今回の蘭学館閉鎖も上記の通り11月までの市民への説明が覆されています。 もっと市民の声を聞く姿勢、市民に説明する姿勢を示した方が良いのではないでしょうか? 今回の件も含め、市民は本当に理解し、納得しているのでしょうか? 良い図書館を作りたいという樋渡市長の思いは理解できますが、 図書館や蘭学館といった施設は樋渡市長の一方的な思いだけではなく、 市民とよく相談し、共に作っていくものではないでしょうか? 樋渡市長だけでなく、市議会の姿勢も疑問視しています。 Commented by メキシカンな歴史監 at 2012-12-13 17:13 x 追伸: 図書館の改修費については武雄市の4億5000万円とは別に CCC社が3億円支出すると9月に報道されています。 このCCC社の3億円には、今回の蘭学館部分の改修費は含まれていませんよね? CCCが支出する蘭学館の改修費用はどれくらいかかると見込まれているのでしょうか? 企画展示室への移動も含め、蘭学館の移転費用は武雄市側が持つことになると思いますが、 その金額はどれくらいになるのでしょうか? CCC社の3億円の内訳については現在行われている12月議会で回答なさるとのことですので、 その説明を待ちたいと思いますが、投資にしては異様な金額に思えます。 これらについても明確な説明がなされることを期待いたします。 Commented by メキシカンな歴史監 at 2012-12-13 17:29 x 色々とコメントさせていただきましたが、最後に。
上にも書きましたが、今回の件は結論を急ぐのではなく、一旦取り下げた上で、 市民や各所の関係者、専門家なども交えてじっくりと今後のあるべき姿についての議論を深め、 その上で最終判断をなさったほうが良いと思います。 一度蘭学館を取り壊してしまえば、それを取り返すのは大変で、また費用もかかってしまいます。 より良い図書館・蘭学館を目指すためにも、この件は再検討なさってみてはいかがでしょうか。 今回の件、市議会での議論も含め、厳しい目で見させて頂きます。 CCC社にとってもブランドイメージに関わる問題ではないかと思います。 安易な決定がなされないよう望みます。
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私のあれこれ
現在43歳。以前の勤務地は東京、大阪高槻、沖縄でした。 ご意見等はhiwa1118@gmail.comまでお願いします。 ★プロフィール★ 1969.11朝日町生れ 1988.03武雄高校卒 2005.12総務省退職 2006.04武雄市長(現在2期目) ★趣味★ ランニング 料理(イタリア・タイ料理) 旅行(延べ40か国) 音楽(何でも。CD1000枚以上) ★好きな言葉★ 皇国の興廃此の一戦に在り。各員一層奮励努力せよ ★愛読書★ ローマ人の物語(塩野七生) 万葉秀歌(齋藤茂吉) 深夜特急(沢木耕太郎) サイゴンから来た妻と娘(近藤紘一) 人間の絆(ウィリアム・サマーセット・モーム) ★好きなアーティスト★ マネ フェルメール 小堀遠州 ローリング・ストーンズ U2 スガシカオ チャーリー・パーカー カルロス・クライバー ハンス・クナパーツブッシュ 中東久雄 以前の記事
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