小沢氏、支持訴え「三十数年前以来」の地元で演説

立候補している岩手４区の北上市で街頭演説する日本未来の党の小沢一郎前衆院議員＝ Photo By 共同

　日本未来の党の小沢一郎前衆院議員は選挙戦最終日の１５日、立候補している岩手４区で街頭演説した。後援会幹部は、小沢氏が選挙期間中に自分の選挙区で運動するのは「若手だった三十数年前以来のことだろう」としている。自民党などの新人候補者に追い上げられ、支持固めが必要になった。

　小沢氏は１５日夕、岩手県北上市の百貨店前で１２分間マイクを握った。

　小沢氏は「このたびの選挙戦は本当に厳しい」と強調。「久しぶりで申し訳ない。地元の皆さんの暖かい笑顔に接して勇気百倍だ」と呼び掛け、支援者らと一緒に「頑張ろう」と３回拳を振り上げた。

　連合後援会の小笠原直敏会長は「今回の選挙はこれまでにない危機感がある。地元としても小沢氏に来てもらって良かった」と話した。