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最終更新:2012年12月16日(日) 1時3分

中国、大陸棚境界画定案を国連に提出

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 中国の国連代表部は14日、中国の沿岸から200カイリを超える東シナ海の海域に、大陸棚を拡張する事を求める大陸棚境界画定案を国連事務局に提出したことが分かりました。

 中国の国連代表部は、沿岸から200カイリを超える東シナ海の海域に大陸棚の拡張を求める境界画定案を国連事務局に提出しました。

 東シナ海の天然ガス開発問題や、尖閣諸島問題について、日本への圧力を強める狙いがあるものと見られますが、中国国営の新華社通信は、国家海洋局の当局者の話として、この提案は「十分な科学的、また正当な根拠に基づいている」「地形、地質学上の特性から言っても、東シナ海の大陸棚は元々、中国の領土の延長だ」と主張。提案は来年7月の国連大陸棚委員会で話し合われる予定です。

 仮に中国側の案が認められた場合は200カイリ外でも海底資源の開発権を主張できることになりますが、これに対して日本の国連代表部は、「日中間の距離は400カイリ以下であり、その場合は、当事者の国同士で協議して決めることになっている」としており、中国側の主張は不当だと強く反対する姿勢を示しています。(15日18:19)

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