北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射に備え、弾道ミサイル観測能力を持つ米軍の電子偵察機RC135S(通称コブラボール)2機が10日早朝、嘉手納基地(嘉手納町など)を離陸した。北朝鮮がミサイルを発射した場合、監視、追跡し、データを収集するのが目的とみられる。
さらに、高度な通信傍受機能を備えた電子偵察機RC135W(通称リベットジョイント)1機も離陸。北朝鮮は発射延期を示唆したが、予告期間の初日を迎え、米軍が警戒態勢を緩めていないことが明らかになった。
関係者によると、コブラボールは10日午前3時50分と午前4時半にそれぞれ1機、同午前6時半にはリベットジョイントが離陸した。いずれもミサイルの飛行予定経路の空域に配置された。(共同通信)